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ヤマハが7年連続でドイツの工業デザインイベント「iFデザインアワード」で受賞

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: ヤマハ

アクティブ感あふれる2つのギアが受賞

 ドイツ・ハノーバーを拠点とする世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体「iF International Forum Design」が1953年から主催しているデザイン賞「iFデザインアワード」。毎年、全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを表彰するイベントだ。今年は、ヤマハのアドベンチャーツアラー「Ténéré(テネレ)700」と低速モビリティのコンセプトモデル「YNF(Yamaha Next Field)-01」が受賞。ヤマハ発動機としては、7年連続で受賞したことになる。

「Ténéré 700」は、1980〜90年代に世界で最も過酷と言われる「ダカール」ラリーを牽引してきた「Ténéré」の名を継承したオートバイだ。689cc水冷直列2気筒270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載。「Exciting Adventure Ténéré」のデザインコンセプトのもと、乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力を持つオフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせた一台と言える。

 一方の「YNF-01」は、さまざまな路面を走破できる大径タイヤと4輪独立サスペンションを採用した、アウトドアテイストのスタイリングが特徴の低速モビリティのコンセプトモデル。搭乗者をやさしく包み込むフレーム設計で「ホールド感」と「解放感」を共存させ、コンパクトでかつ頑丈な足回りを備え、思わず外に出かけたくなるようなデザインを採用している。ちなみに、この「YNF-01」は「Red Dot Award:デザインコンセプト2019」に続き、今回で2度目のデザイン賞受賞となる。

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