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愛犬とのクルマでの移動にはドッグシートは必需品!汚れを防ぎ抜け毛を掃除しやすいのがポイント

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉

フラットな座り心地を実現

 一方、輸入車はどうかと言えば、本国には多くのドッグアクセサリーがあっても、日本には導入されていないケースも多い。そこで、筆者がVWゴルフヴァリアントを購入したのをきっかけに、なんと、VW純正のドッグアクセサリーの企画・開発に携わることになり、世界中の愛犬用車載乗車アイテムを研究。およそ2年間をかけてこだわりぬいて完成させ、2018年11月から発売開始されているのが、VW純正のドッグアクセサリー「汎用大型フラットベッド」である。

 フラットベッドは後席専用(ミニバンは2列目席)で、前後シートのヘッドレストに固定する。小型犬から大型犬まで乗車可能。ジッパーによりボックス型になる本体の素材は撥水・防汚、防臭効果とともに、抜け毛がからまない高級な合成皮革だ。前部には大きなメッシュ窓を備えるほか、底部分にクッション性のあるボードを内蔵し、フラットな座り心地、寝心地を実現する。

 助手席側にはフラップを設け、犬の乗降時にサイドシルを傷つけず、また抜け毛がシートとサイドシルの隙間に落ちないように工夫されている。もちろん、ジッパーにより展開できるボックス型のため、ドア内張りの汚れ、キズ付きの防止効果もある。

 そうそう、こうしたアイテムの中には、表面は抜け毛がからみにくいのに、意外に抜け毛が回り込む裏面は抜け毛がからみやすかったりするのだが、このフラットベッドは裏面にも抜け毛がからまない合成皮革素材を用いている。コンパクトに畳むことも可能で、実用性は愛犬用ベッドとして世界最高峰だと自負している。

 もちろん、VW以外のクルマにも装着可能だ。個人的にも使っているが、軽自動車を除く様々な車種に装着し、わが家の犬たちを乗せて快適なドライブに出かけている。

 スウェーデンのボルボはVolvo With Petというウェブサイトを持つほどの、安全にしてドッグフレンドリーでもある自動車メーカー。そんなボルボ車用には、リヤシート・ロングプロテクトマット、リヤシート・ペットカバー(BOXタイプ)、ドッグハーネス、エアバギー製ペットキャリーなどのペットアイテムが豊富に揃っている。

 さらに、これまたボクが企画、開発にかかわった後席用ボックス型のペット用アイテムのフルサイズ、ハーフサイズが今年中盤以降、発売する予定。ボルボのインテリアにふさわしいグレーの高級感に満ちた合成皮革素材をふんだんに使い、北欧らしいブルーのトリムをあしらったもので、前部の大型メッシュ窓や乗降用フラップ、後席シートベルト対応、クッション性のある底面、抜群の清掃性など、愛犬の快適性や安全にも関心の高い愛犬家をうならせる機能を満載している。

 写真は、以前、インターペットのボルボブースで参考出品したときのプロトタイプである(市販のものとは異なります)。

 そんなわけで、愛犬をクルマに乗せる際、いっしょにドライブする際には、ぜひ、車内を汚さず、愛犬が快適かつ安全にドライブを楽しめるdogシートを装着してほしい。特にボックス型は驚くほど、車内の抜け毛汚れが気にならなくなる。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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