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高い剛性・強度とデザイン性を融合!RMPレーシング新作ホイール2モデルの実力とは

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TEXT: 木村隆之(KIMURA Takayuki)  PHOTO: 稲田浩章、マルカサービス

繊細なグラデーションを実現する造り込み

 マルカサービスが展開する“MID”プロジェクトによるホイールラインアップ。国内で販売されているホイールのほとんどが海外工場で生産されているのだが、同社ではこのMIDのポリシーである「安全・安心」を最優先に掲げ、ジャパンクオリティで開発・設計・品質管理を行っている。そのような安全・安心思想のMIDホイールの中からスポーティな「RMP RACING」の新作2モデルを紹介したいと思う。

 このRMP RACING(以下、RMPレーシング)、ネーミングどおりRMPの“プレミアムスポーツブランド”という位置付けで、スポーツカーをターゲットに開発。スポーツテイストが満載でド直球にガチなデザインが盛り込まれている。特徴となるディテールにもレーシングホイールに必要な応力分散に長けた形状が採用され、断面は滑らかに仕上げられる。

【R50】
王道を貫く5本スポークに秘められた秀逸な陰影

「R50」は、ボリューミーなボディをもつ近年のスポーツカーとの相性がよい太めのスポークで、「スポーツ系ホイールの王道=5スポークデザイン」を採用している。デザインコンセプトが、“レーシングテイスト”というだけあって、強度と軽量化を実現するディテールが幾重にも施されている。

 まずはその強度面。急な路面からの突き上げや衝撃に対しストレスなくその力を逃すため、“応力分散”を考えたデザインが採用されている。ゆるやかなラインで構成しつつ、ある一点だけに力が集中しないように、あえてエッジの効いたディテールは採用していない。スポークとリムとの接合部もレーシングホイールのような曲線でつなぎ強度を確保。実はこのデザイン手法、RMPレーシングの全アイテムに採用されている共通項でもある。

 スポーク形状も力強い印象の骨太なスポークサイズだが、実はここにもMIDならではの深い設計思想が込められている。

 そこで紹介したいのがスポークの太さ。スポーク両端のラインが平行するような極太デザインだが、膨張して見えることをなくすため、さらに古臭く見えないように、と微妙に先細りさせている。天面は平行に、奥側はテーパー状に微妙に先細るようにと上下ダブルに繊細にデザインされているのはそのためだ。

 さらにスポーク途中のラインも緩やかに構成し、ホイール取り付け部のナットホール付近もなだらかなアールで構成。レーシングの理に適った応力分散に優れたディテールを持つ。

 軽量化面も特徴のひとつ。スポーク側面に深くエグられた部分がそれで、ここはサイドポケットと呼ばれ、スポークの駄肉を削ぎながら、単調になりがちな表面に豊かな表情を生みだしている。シャープで立体的な造形を感じさせるのはその工夫からだ。

 デザイン状のどこにもエッジの処理がなく、柔らかで無駄がない。様々な路面からの力=応力にもノンストレスな断面をキープしている。レーシングホイールの多くが王道とも呼べる5スポークを数多く採用、ワンモーションに近い曲線美を採用しているのにはこういった理由もあるのだ。

 最後にデザイン面。トヨタのGRなどにも多く見られる、絶好のアクセントとも言える赤ラインの装飾がそれだ。実は、このスポーティを感じさせる赤ラインこそがRMPレーシングのアイコンでもある。

■カラーバリエーション:ブラック/リムレッドライン、ホワイト/リムレッドライン

■サイズ:15×5J〜18×9.5J
■価格:2万8000〜4万6000円(税別)

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