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高いデザイン性と低価格帯を両立! 14〜20インチまで設定のオールジャンル対応モデル

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TEXT: 木村隆之(KIMURA Takayuki)  PHOTO: 稲田浩章、マルカサービス

最先端のディテールが気軽に楽しめる

 安全・安全なホイールをユーザーに届けるべく、マルカサービスが立ち上げたプロジェクト「MID」。開発・設計・品質管理までジャパンクオリティにこだわり、信頼性が極めて高いホイールをホイールを次々と送り出している。今回はその中から「VERTEC ONE(ヴァーテックワン)」のシリーズにスポットを当てて紹介していく。

 VERTEC ONE、そのブランドコンセプトは「その時その時の流行を時流に沿ってタイムリーにデザインに反映させる」といったもの。だから一見オーソドックスなデザインが採用されているように見えても、じつは時代ごとのトレンドが色濃く反映されている。

 クルマと同様に、ホイールというのはその時代の流行を映し出す鏡のようなもの。それだけにニューモデルを登場させる時期に、いかにタイミング良くトレンドを盛り込むかが重要だ。旬のデザインをタイムリーに素早くつかみ出し、イチ早く市場に投入する。そこにメーカーの思いが詰まっているのだ。

 今回紹介するモデルは、VERTEC ONEの「EXE5(エグゼファイブ)」と「EXE10(エグゼテン)」。時流にのったデザイン…と先ほど紹介したが、意外とパッと見の印象はコンサバティブな印象だと思う。じつはトレンドというのは、“最新のディテールをデザインとして盛り込む”という事なのだ。さらに両モデルはコンセプトを同じくする兄弟ホイールでもある。

 これまではスポークがリムまで覆い被さるように伸びる“リムオーバーデザイン”を採用してきたVERTEC ONEだが、今回初めて“リム”を強調しているのもトピックだ。2ピースや3ピースと異なり、1ピース構造で“リムのあるホイール”は、じつは技術力が必要とされるが、EXE10とEXE5はともに1ピースながらリムのある構造に。それだけ今作は“リム”にこだわってデザインされているのがわかる。

 装着を想定しているのは、セダン、ミニバン、Kカー、とターゲット車種はオールジャンル。これらに幅広く対応できるこのコンサバティブな“リム”の存在感は際立っている。柔らかなラインではなく、リムからの立ち上がりを直線的なラインで描く「STEEPテーパー断面」により、スポークとリムに別体感を感じさせ、1ピースなのにマルチピース感を演出する。足元が深く立体的に映るこの“リムありデザイン”は絶対に外せなかったコダワリなのだ。

 

【VERTEC ONE EXE5】

 

【VERTEC ONE EXE10】

 

軽快かつ大径感を獲得可能な「EXE5」

 さて、もう少し深掘りしていこう。まずは「EXE5」だ。ナットホールをスポーク内に収める2×5(ツーバイ・ファイブ)スタイルの、シンプルなデザインを採用。しかもスポーク根元のU字形を中心へと食い込ませることで、足長感も強調している。ディスク面は、スポークのエッジ部分をやわらかに削いだサイドテーパー形状とすることで、程良い細さに見せることに成功。強度に直結する肉厚は残しつつ、繊細かつシャープな表情を感じさせる巧みなギミックだ。

 リムへと向かうスポークも柔らかなラインで落としていくのではなく、直線的に伸ばしながらリム直前で内側へイッキに落とし込む。これもデザインから古さを感じせないイマドキ感を表現する技法だ。

 さらに、リムはフランジのリップ形状を伴ったキレのある“カービングリップリム”の採用。ここがリップ的に削がれていることで光がシャープに映り込み、新しさを生み出すデザインが表現されている。

VERTEC ONE EXE5

■カラーバリエーション:グロッシーブラック/リムポリッシュ

■サイズ:15×4.5J〜20×8.5J

■価格:2万4500〜5万7000円(税別)

 

普遍的なカッコ良さを追求した「EXE10」

 次に「EXE10」。EXE5が2×5だったのに対し、こちらはメインとなる2×5と、サブとなる2×5をプラスした複合メッシュ構造が採用されている。ナットホール穴はメインのスポークに収め、サブスポークでバランスをとった2×10スポークという構造だ。

 Y字の全スポークが同じ太さにも見えるが、実は、細→太→細→太と微妙に太さを変えて連続させているのもこだわり。しかもスポーク部の縦壁が単調にならないよう、細いスポークをより絞った形状にしているというさりげないギミックも注入している。

VERTEC ONE EXE10

■カラーバリエーション:グロッシーブラック/リムポリッシュ

■サイズ:14×4.5J〜20×8.5J

■価格:2万2000〜5万7000円(税別)

 

 こうやってみると、EXE5もEXE10も、ベースにはオーソドックスでコンサバなデザインを採用しているにも関わらず、そのディテールには時代にマッチした最新の手法をレスポンス良く採用しているのが良くわかる。それでいながら価格は購入しやすいミドルレンジに設定できているのが本当に魅力だ。

VERTEC ONE EXE5(装着車両:MAZDA3)

 いたずらにコストをかけず各部にスパイスをさり気なく散りばめることで、トレンドに沿った高いデザイン性と飽きのこない魅力を振りまいてくれる。日本的な表現で恐縮だが、“一味的な”アクセントが随所に効いているのだ。そうでなければ、ここまで魅力的な価格に抑えつつ、これだけ洗練されたデザインは実現しないのだろう。

VERTEC ONE EXE10(装着車両:ALPHARD)

 

 イチ早く時代にマッチしたデザインのホイールが、気軽に愛車で履ける。VERTEC ONEの新作2モデルに注目しておこう。

 

サイズ・価格など詳細
MID WHEEL Home Page  http://www.mid-wheels.com

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