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【NASCARトラックシリーズ】服部茂章氏率いる「HRE」タンドラ16号車は9位フィニッシュ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

開幕から連続トップ10入りでランキングトップを死守

 新型コロナウィルス拡大の影響から中断していた、アメリカでもっとも人気のあるストックカー・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」のプログラムが再開された。

 その3大シリーズのうち、カップ・シリーズ、エクスフィニティ・シリーズに続いて、「GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES(トラック・シリーズ)」もレース再開。

 その再開初戦となるシリーズ第3戦は、ノースカロライナ州コンコードにあるシャーロット・モータースピードウェイでのウィーク・デーナイトレースとなった。

 現在ナスカーでは感染防止対策のため無観客でのレース開催としており、イベント中のマスクの着用、サーキットへの入場・退出時の健康診断、ソーシャルディスタンスの確保、各施設へのアクセス人数の制限などを徹底して行われた。さらに練習走行・予選は行わずに決勝レースのみを行うレ ースフォーマットに変更している。

 前夜開催のエクスフィニティ・シリーズ第6戦へのスポット参戦に引き続いて2日連続でのレースとなったHattori Racing Enterprises(HRE)だが、フル参戦し現在ランキングトップを快走しているこのトラック・シリーズだけに、期待がかかった。

「#16 United Rentals TOYOTA TUNDRA」は世界最大規模の機器レンタル会社「United Rentals」のカラーリングが施されているが、そこに星条旗を模した特別なカラーリングでの仕様としている。

 今回の「North Carolina Education Lottery 200」の舞台はシャーロット・モーター・スピードウェイ。1周1.5マイル(約2.4km)のクアッド・オーバル。ターンのバンクは最大24度、ストレートでも5度のバンク角がある高速オーバル。

 134周/200マイルで戦うこのレースは、第1・第2ステージ30周、最終ステージ74周)で行われる。決勝グリッドはシリーズランキングトップ10によるクジ引きで決定となり、HREの16号車は5番グリッドからのスタートとなった。

 この16号車のステアリングを託されるのが、オースティン・ヒル選手。前日のGRスープラからタンドラに乗り換えたヒル選手は、前日のレースリタイアのうっ憤を晴らすかのように、スタートから早々に全車を追い抜き、オープニングラップでトップに立ってレースをリードし、第1ステージを2番手でフィニッシュ。

 そのステージブレイクではコース上にステイした車両に次ぐ4番手から第2ステージをスタート。この第2ステージではトラフィックの中なかなかペースを上げることができず、10番手でチェッカーを受ける。

 そして臨んだ最終ステージ。ここでもスタートと同時に一気にジャンプアップした16号車は2番手に浮上する。この後79周目から立て続けに4度もイエローコーションが出されるほどレースは荒れた展開へと変わっていく。

 ピット作業をどのタイミングで行うか難しい判断を迫られたHREは、16号車をコース上にとどまらせ、3度目のイエローコーションでピットへ戻しフルサービスでコースに復帰させた。

 しかし、先にピットを済ませていた車両の前に出ることは叶わず、25番手でコースへ復帰。ここから追い上げを目指すものの、延々と続くイエローコーションによって順位を上げることなく周回は消費されていく。

 107周目に出されたグリーンフラッグで、ようやく前車をパスしていき、この残り27周で16ポジションアップを果たし、9位でチェッカーとなった。

 ヒル選手はこれで3戦連続でトップ10フィニッシュを達成。シリーズランキングトップも守ることができた。

 ナスカーはこれで5月に予定した7レースすべてを消化した。これ以降の6月21日までの新しいスケジュールを発表している。

 HREは6月6日(土)のアトランタの第4戦。そして、6月13日(土)にホームステッド-マイアミで行われるのトラック・シリーズ第5戦へ参戦する。

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