クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • 未分類
  • ブリザード? トレディア? カタチどころかメーカー名さえ浮かばない「知名度低すぎ」の国産車3選
未分類
share:

ブリザード? トレディア? カタチどころかメーカー名さえ浮かばない「知名度低すぎ」の国産車3選

投稿日:

TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: 三菱、ダイハツ、トヨタ、Auto Messe Web編集部

ダイハツがシャルマンで見せた意地

 国産メーカー同士の業務提携の中で、古くから深い関係にあるのがトヨタとダイハツ。その歴史は1967年まで遡り、1969年には「トヨタ パブリカ」を「ダイハツ コンソルテ」として発売している。コンソルテはパブリカのモデルチェンジや「スターレット」の登場に合わせて進化を続けたが、エンジン・トランスミッションをダイハツ製メインにしていた以外は、外観上の差異は少なかった。

 そんな中、1970年代初頭のダイハツには1.2リッター以上のクルマが無かった。そのためオーナーが買い替えの際に「ひとクラス上」に移ると、ダイハツユーザーではなくなってしまうことが懸念された。そこでダイハツは、カローラをベースに同社初となる1.2リッター/1.4リッタークラスの上級大衆車「シャルマン」を開発。1974年から発売を開始した。

 初代シャルマンデビュー時のグレードは、下からデラックス・カスタム・ハイカスタムで、写真は最上位の「1400ハイカスタム」。1976年のマイナーチェンジでは1.2リッターが1.3リッターに、1.4リッターは1.6リッターに排気量アップ。グレード構成も変更され、ハイカスタムに「グランドカスタム(GC)」と「スポーツカスタム(SC)」を追加した。

 初代シャルマンのベースは、同じ年に先行してデビューしていた3代目カローラ・30系ではなく、先代で旧型の20系だった。

 コンソルテと異なりパワートレーンはすべてトヨタ系となったが、ボディはダイハツオリジナルとなり、デュアルヘッドライトの採用、カローラよりも長い全長、スタンダードがないグレード構成などで上級小型車をアピール。この戦略が成功して順調な滑り出しを見せ、1975年にダイハツで一番売れた車種となった。

 1978年には大きめのフェイスリフトを行ってこのスタイルに。写真のグレードは「1600グランドカスタム(GC)」で、クラス初のリアセンターアームレストを備えていた。

 初代シャルマンは幾度かの改良を重ねたとはいえ、モデルチェンジのサイクルが概ね4年だった当時では息が長いモデルで、旧態化が否めなかった。そこで1981年に2代目が登場。初代同様にカローラのフロアパンを用いて開発されたが、2代目では、当時の最新型カローラである70系がベースになった。

 初代から上級モデルという位置付けだったシャルマンは、2代目ではさらに高級路線にシフト。特に内装は2リッタークラスもかくや、という雰囲気の「ルースクッション」を備えたグレードまで用意された。当時の車格を超えた装備を有し、遮音対策なども徹底していた。他社では小型の1.5リッターセダンも、ダイハツでは最上級車。「このクラスのフラッグシップを開発する」というダイハツの意地を、そこここに見ることができた。

 2代目シャルマンの最上級グレードが「アルティア」。写真は1984年にカラードバンパーを得てからの姿で、ティンテッドガラス、パワステ、パワーウィンドー、集中式ドアロックを標準としたほか、後席にもスポットランプを設置した「アルティアL」。その代わり価格は高く、アルティアLはクラスが上の「トヨタ カムリ1800ルミエール」とほぼ同額だった。

123

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS