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GT-Rの開発もおこなわれたモータースポーツの楽園! 閉鎖された「仙台ハイランド」が今なお愛される理由とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤圭、Auto Messe Web編集部

震災、爆弾低気圧、そしてメガソーラーの建設

 2011年の東日本大震災では半壊レベル以上のダメージを受けて、翌2012年にも爆弾低気圧で甚大な被害を受けたが、利用する側が募金活動や復旧作業のボランティアを自発的におこない、二度に渡って不死鳥のごとき復活を果たしたのだ。

 ところが2014年になり絶望的なニュースが突如飛び込んでくる。サーキットを閉鎖しメガソーラー施設を建設するというのだ。一般のドライバーやプロドライバー、地元プロショップらが猛然と反対したが決定は覆らず、2014年9月15日を以って仙台ハイランドの灯は消えてしまう。

 その後はサーキットの路面と思われるアスファルトを不法投棄したとして、工事の関係者が廃棄物処理法違反で逮捕される事件も起きた。ちなみに現在はコントロールタワーなど施設が撤去され、メガソーラーの建設が着々と進んでいると聞く。

 このような閉鎖後のドタバタ劇もかつてのファンに忸怩たる思いを抱かせ、未練を引きずらせている理由のひとつであろう。数え切れないほどのドライバーを育てた仙台ハイランド、今はもはや跡地に立つことすらできないが、そこで作った思い出や学んだテクニック、仲間との絆は決して色褪せないし消えることもない。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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