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バブルの申し子「13クラウン」が30年落ちなのに高い! 人気の秘密とは

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TEXT: 岩田部屋  PHOTO: Auto Messe Web編集部

いま中古車市場で流通しているのはほとんど後期型

 130系クラウンもY31系シーマと同じく当時かなりの台数が生産されたこともあり、デビューから30年以上が経過したクルマでありながら、中古車市場ではそこそこの台数が出回っている。ただ前期型はほとんどタマがなく、大半が1989〜1991年に生産された後期型だ。

 中古車市場の平均相場は50〜150万円と、シーマと比べたらそこまで値上がりしているわけではない(筆者調べ)。値段は本当にピンキリで、探せばもう少し安い個体も見つかる。しかし長く乗ることを考えると、もう少し予算を増やしてでも状態が良い1台を狙いたい。

 市場で人気なのは、やはり最上級グレードの4.0ロイヤルサルーンG。カラーは単色よりツートンカラーが人気で、特にイカツい雰囲気が漂うブラックトーニングGは希少色だけあってその価値が車両価格に上乗せされるケースが多い。

 ただしロイヤルサルーンGは当時の技術を駆使した豪華な機能が多いため、できる限り各部の動作をチェックしておきたい。特にエアサスは走行距離が多かったり、社外のエアサスコントローラーを装着している場合は、エアバッグの劣化が進んでいる可能性もある。エアが抜けて車高が極限まで落ちていたり、車高が左右で違う個体はできれば避けたい。エアサスに不安を感じるなら、バネサスの3リッターや2.5リッターを選ぶという手もある。

 年式を考えると内装の劣化も避けられない。例えばシートはモケットだと日焼けや色褪せていることが多く、特にワイン系など元々の色合いが濃いと、新車時からの変化が大きい。ひどい場合は生地の表面が粉を吹いていることもあるという。ステータス性が高いオプションの本革シートもヒビが入っていることが多く、できればリペアでリカバリーできる程度の個体を選びたい。

 ダッシュボードも直射日光の影響で、浮いたりめくれたりしている個体もある。長年の青空駐車は内装の劣化を進行させる原因になるのだ。大事に車庫保管されていた個体は色褪せやダッシュボードの劣化も少なく、選ぶ際の目安になる。当然値段も一気にハネ上がるが。

 エンジンは排気量に関係なく、割としっかりしている。しかしオイル管理がしっかりしていないと話は別。オイルフィラーキャップを開けてスラッジが溜まっていないか、下まわりを見てオイルが垂れている形跡がないかをチェックしたい。

 ヘッドカバーからオイルが滲んでいる車両も多く出回っているので、現車を確認する時はエンジンルームのチェックもお忘れなく。またラジエターホースなど、目に見えて劣化している部品はなるべく早く交換しておこう。

 なおトヨタは製造を廃止している部品が多く、日産と違って再生産もなかなか行われないため注意したい。

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