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「22B」「S209」「レガシィのWRCマシン」! STIギャラリーがスバリストならずとも「お宝だらけ」だった!

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: 山本晋也

企画展「TRY&ERROR 創造の軌跡」

 さて、STIギャラリーでは再開を祝うかのように新しい企画展「TRY & ERROR 創造の軌跡」が始まった。そのメインテーマとなっているのは、2019年に北米市場でローンチされたコンプリートカー「S209」。

 STIコンプリートカーとして北米に初めて投入されたモデルであり、また初めてSTIがマニュファクチャラー(製造者)となった記念すべきマシンでもある。それだけに、多くのトライ&エラーが繰り返されたということで、そうしたエンジニアの苦労やSTIの成長が感じられる展示となっており見ごたえは十分。

 なにより、北米専売で日本ではまず見る機会がないであろうコンプリートカー「S209」に触れることができるというのは、おそらくここでしかできない体験。265幅のタイヤを収めるためのワイドボディや、フロントのカナード、リアのカーボンウイングといったエアロパーツのディテールまでなめるように見ることができるのだ。タイミングが合えば専用レカロシートに座ることも可能かもしれない。

 さらに貴重な機会といえるのは、このコンプリートカーに使われているフレキシブルタワーバー、ドロースティフナー、専用サスペンション、ターボチャージャー、エアクリーナー、フロントフェンダーといったパーツの単体を、エンジニアのメッセージと共に見られること。ターボチャージャーにHKSのロゴが入っているのを確認すれば、ジャパンパワーを感じることもできるだろう。

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