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買ってみたけど「使えない」ケースも! じつは難しい福祉車両選びの「押さえるべき」ポイント

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: トヨタ、Auto Messe Web編集部

乗車定員の変化に気をつけよう

 さて、ニーズと言えば車いす仕様の場合、もう一つポイントとなるのは、車いすのまま乗車した際の、乗車定員の変化だ。コンパクトミニバン系を例に挙げると、ホンダ・フリード+の車いす仕様の場合は、通常のシートは基本的に影響を受けない(2列目シートを前にスライドさせるので少々足元が狭くなるというネガはある)ため、通常の5名乗車+車いす1名で合計6名の乗車が可能だ。

 しかし、トヨタ・シエンタの場合は乗車定員が5名の仕様であっても、車いす使用時には後席シートを格納する必要があり、通常シート3名+車いす1名の計4名が定員になるといった仕様もあったりする。

家族全員の満足度もポイント

 せっかく家族で出かけたいと考えて福祉車両を選んだのに、いざ車いすの家族を乗せると、誰か一人は乗れなくなってしまうというのでは本末転倒。こうした点も福祉車両を選ぶ際には重要なポイントとなる。福祉車両はケースバイケースだ。家族構成や車いすの仕様などから必要な条件をしっかりと整理して、その条件を満たす仕様の福祉車両を探すことが最重要事項となることは覚えておきたい。

 もちろん「大は小を兼ねる」というように、大型1BOXベースの福祉車両を選べば、そうした悩みはなくなるかもしれないが、冒頭にも書いたようにどうしても業務感が出てしまうし、また日常使いにおいて扱いづらいという面も出てくる。

 また大きなタイプになると、そもそも駐車場に置けるのかといった個別の使用状況とのマッチングも考えるべきポイントになる。駐車した状態でテールゲートなどを開けて、スロープを引き出し、車いすのまま乗車できるのかなどもチェック項目として覚えておきたい。スロープを引き出すと意外にスペースが必要になるものだ。

 いずれにしても、運転する人、乗る人、すべての家族がストレスなく使えることを考慮してベストの選択をしてほしい。

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