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まさかの激レア車が廃車に! 「西部警察」で爆破炎上させられた「主役以外」のクルマ5選

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TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: 日産、GM

3)フォード・トリノ

 この他パートI・47話の山梨ロケ回で、日産の中古車センターを暴れまわった「フォード・トリノ」も、最後はジャンプ→クルマにダイブして爆発炎上していた。このトリノは結婚式場にあったハネムーンカーを犯人が強奪したもので、「亭主に飽きたら高価買入」というパンチの効いた落書きが有名である。1970年にフルモデルチェンジを受けた2代目フォード・トリノ

4)プリムス・ベルヴェディア

 西部警察では他に、パートI・24話でも、「プリムス・ベルヴェディア」とセドリックがカーチェイスを繰り広げ、最後プリムスが爆発する場面がある。2代目のプリムス・ベルヴェディアは1962年から70年まで生産されたフルサイズモデル

 他の刑事ドラマでも、アメリカ車が犯人のクルマとして出てくるシーンや、さらに破壊・爆破される場面があった。松田優作氏の怪演で人気がある「探偵物語」第24話でも、「シボレー・シェベル」が横転したのちに銃撃を受け、派手に爆発炎上している。

5)一連のスカイラインシリーズ

 破壊用のクルマは、放送時にはタクシーあがりや中古車だったので、当時からすれば価値がつきにくいクルマだったのは当然である。とはいえ、放送から数十年が過ぎると、画面内でクラッシュして壊れていく車種の中に、今ではかなりの価値・価格になっているクルマがあり、観ていて「ああ!モッタイナイ!それ、壊すのならちょうだい!」と叫びそうになる人もいるだろう。1968年式モデルの日産スカイライン2000GT

 スカイラインはその例で、ハコスカ=3代目・C10型や、ケンメリ=4代目・C110型、ジャパン=5代目・C210型が、西部警察の劇中で激しく破壊されていくのを見ることができる。ハコスカといえば、パートIII・第8話、石原良純氏演じる五代刑事の初登場回が忘れられない。五代刑事の愛車が、ラリー仕様(?)のハコスカ2000GTだったのだ。直列6気筒エンジンを搭載した日産スカイライン2000GT(1968年)

 ドアミラーやルーフキャリア、フォグランプなどを装着した特徴ある出で立ちで、ボディサイドに「SUNDAY」と書かれていたことから、「SUNDAY号」とも呼ばれていた。しかしこれも、ラストではお約束? の横転からの爆発炎上という流れで、画面の露と消えてしまった。スカイラインは西部警察以外にも、横転・破壊レベルだとさらに多くの刑事ドラマで壊されており、特捜最前線などではC210型が爆破されている。ああ、モッタイナイ!5代目のC210型、日産スカイラインはジャパンという愛称が付けられた

 次回はこの「刑事ドラマ」の流れで、「白黒パンダのパトカー」になったクルマをお送りしたい。

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