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リアルレーサーとゲーマーが激突! 賞金まで出るeモータースポーツの世界とは

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: JeGT(NGM)

真に速いのはプロレーサーかトップゲーマーか?

 特に、この大会で注目されるのは、本物のレースに参戦しているプロドライバーと、トップゲーマーが直接対決をする点だ。

 レースの設定コースには、富士スピードウェイや筑波サーキットなど、実際にレースが開催されているサーキットも多く、しかも前述の通り、リアルな操作感を持つドライビングシミュレーターを使用。コーナリング中や加減速時のGなども本物さながらだし、タイヤの摩耗が激しい場合はピットインをして交換が必要など、本物のレーシングマシンと同様のテクニックや判断、知識などが必要となる。

 そんなリアルなイコールコンディションで、「真に速いのはゲーマーか? プロレーサーか?」を、ヴァーチャル上で競うのがこの大会なのだ。ゲーマーとプロレーサーが戦う

 運営するNGM代表取締役の北浦諭氏によると、「例えば、格闘技のeスポーツでは、ゲームの選手がプロの格闘家であることはほぼありません。一方、eモータースポーツのJeGTでは、プロレーサーが参戦できるほか、将来的にトップゲーマーが本物のレースに出ることも考えられます。ほかのeスポーツに比べて、リアル(実際の競技)との親和性が非常に高いのです」という。NGM代表取締役の北浦諭氏

 つまり、JeGTはヴァーチャルのレースでありながら、かなり本物のレースに近く、それを制すればリアルなレースでも十分に通用するということだ。しかも、スーパーGTなどで活躍するプロレーサーを、トップゲーマーが破る可能性は十分にある。

 さらに、北浦氏は「(トップゲーマーの)選手が、将来リアルなレースで活躍できるようにすることも、大きなビジョンのひとつ」だという。そして、その道筋となるような布石も組み込まれている。それが、JeGTドラフト会議だ。

 これは、2020年11月に開催が予定されているもので、チーム戦のエントラントが希望するJeGT認定ドライバーを指名し、交渉が成立すればその選手をチーム所属にすることができるという制度だ。

 北浦氏は、この制度が「リアルとヴァーチャルの接点となり、将来的にリアルなレースへの(トップゲーマーたちが出場する)きっかけになること」を望みたいという。レースファンの裾野も広げるeスポーツ

 メインスポンサーであるオートバックスセブン代表取締役の小林喜夫巳氏は、発表会で「今、自動車業界は若者のクルマ離れなどが問題となっていますが、JeGTが若者にとって、クルマに触れる新たな役割となることを目指したい」と語った。オートバックスセブン代表取締役の小林喜夫巳氏

 現在、eモータースポーツは主に10代~30代後半の若い世代に人気だという。JeGTが、レースはもちろん、市販車などクルマ全般について、若者にもっと興味を持たせるためのい起爆剤となることに期待したい。

【GeGT GRAND PRIX開催日程】
・予選ラウンド1:個人戦2020年12月19日(土)/チーム戦2020年12月20日(日)
・予選ラウンド2:個人戦2021年1月9日(土)/チーム戦2021年1月10日(日)
・予選ラウンド3:個人戦2021年1月30日(土)/チーム戦2021年1月31日(日)
・予選ラウンド4:個人戦2021年2月20日(土)/チーム戦2021年2月21日(日)
・ファイナル:2021年3月予定/会場:REDEE(大阪府)

【参考サイト】
◆JeGT公式サイト
www.jegt.jp
http://www.jegt.jp

◆JeGT公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCid08Oniv1UkM_9DwTzGhEg

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