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「旧車乗り」の永遠の敵「錆」! 諦めずに闘う有効な手立てとは?

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、ACジャパン

錆ゼロのクルマは存在しないので、神経質になりすぎないことも大事

 ただ、あまりにも錆に対して神経質になると愛車に乗らないことが、長く所有し続けるためには正しいこととなってしまい、クルマで走る楽しさをスポイルしかねない。ちなみにフレーム内部などの見えない部分、パネルの合わせ目、常に水の侵入にさらされるフロアやサスペンションは年数が経過するとどのクルマも大なり小なり錆びている。ただし、1990年以降のクルマならば、例外を除けば、30年経過しても錆て走れなくなるようなことはほぼない。ボディよりも先にエンジン関係の方が先に根を上げるはずである。

 大事なのは定期的にボディや足まわりなどの状態を把握し、洗車はボディだけでなく、フェンダー内にたまった汚れやホコリなど(小石や砂利も含めて)流す。また洗車後はすぐに車庫に入れることなく、軽く走って、ボディの中に入り込んだ水をふるい落として乾かす。冬の降雪地域を走った後は下まわりに付着した融雪剤を水で洗い流すなど、錆の発生となる原因を可能な限りなくすことだ。高圧洗浄機でボディを洗っているところ

 さらに旧車などのヒストリックカーは防錆材をサイドシル内部にサービスホールから、ドアインナーパネルを外してドアパネル下、その他トランク左右などの袋小路に塗り込みパネルを防錆剤などで覆う(空気に触れささない)などひと手間をかけることで、錆による腐食を予防できる。もちろん、施工する前に可能な限りほこりやチリなどの汚れは拭い去ることはお忘れなく。サイドステップが錆びている写真

 その他、ドアヒンジ、トランクやボンネットのヒンジ部分といった可動部にも防錆剤を塗ることもオススメ。また、車種によって錆が発生しやすい特有の弱点があるので長く乗り続けるなら把握しておきたい。メジャーなクルマならば、インターネットで検索すると見つけられる。防錆剤を散布しているイメージ

 結論。錆は例外を除き、車齢10年未満までなら、定期的な確認とメンテナンスで十分。それ以降、大切に乗り続けるなら、自分自身で、もしくはお店に依頼し、プラスαの防錆処置を施す。常に大切にする気持ちで接するこが愛車を錆から守る一番の特効薬だろう!

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