旧車乗りの悩み「タイヤ」に救いの手! いまメーカーが復刻する「古くて新しい」タイヤの中身とは (2/2ページ)

旧車用タイヤをラインアップするメーカーも

 そんな声に応えたのが一部のタイヤメーカーで、日本では横浜ゴムが力を入れている。ターゲットになるハコスカやフェアレディZなどの人気モデルで、先の「アドバンHFタイプD」を創業100周年記念で復刻。

【関連記事】フェラーリ「テスタロッサ」が2億6500万円! 世界に1台のはずが、なぜ複数台存在する?

ヨコハマゴム創業100周年記念で復刻した「アドバンHFタイプD」画像はこちら

 さらに現在ではポルシェ911ターボ用の「A-008P」などもラインアップしている。そのほか比較的新しいモデル向けでは、NA型の初代ロードスターに装着されていた「SF325」をブリヂストンが復刻している。NA型の初代ロードスターに装着されていた「SF325」をブリヂストンが復刻画像はこちら

 また海外メーカーはもともと生産していた銘柄を日本でも扱い始めている。たとえばミシュランは1930年代のタイヤも用意されていて、文化の違いを感じるほど。じつはオーダーがまとまれば個別輸入で対応してくれてはいたが、カタログに載っているというのはうれしいところだ。そのほか、ピレリも「P7000」などを作っている。ミシュランが発売している旧車用タイヤ画像はこちら

 ちなみに、タイヤがむき出しでクルマ以上に雰囲気が求められるバイクでも同じような旧車用のタイヤが復刻されており、ブリヂストンではBT45からBT46へとモデルチェンジしながら連綿と作り続けられているだけに、クルマより状況は良いかもしれない。バイクの世界でも旧車用タイヤがリリースされている画像はこちら

見た目は当時のまま安全性をしっかり確保

 旧車向けタイヤで気になるのは性能だが、当然のことながら現在の技術が投入されていて安心感も高い。当時の技術を再現するほうが難しいから当然ともいえ、ただ単にグリップを追求しているのではなく、旧車の足まわりにストレスがかからないよう程良く高性能としている。旧車用のタイヤは足まわりにストレスがかからないよう、ほど良く高性能となる画像はこちら

 この点は旧車向けで重要なところで、最新のタイヤではハブやサスペンション、ステアリング系に負担がかかって不具合が出ることも。見た目は当時の雰囲気ままで、性能をしっかり確保しているのはなんとも魅力的だ。自動車文化の一環として、さらに広がってくれることを期待する。旧車用タイヤは、当時の雰囲気ままで性能をしっかり確保している画像はこちら