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「さようなら、SR。大好きだった!」 43年の歴史に幕で「限定モデル」は既に完売「ヤマハSR400」の最終仕様の中身

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: YAMAHA

今度こそ? 手に入れる最後のチャンス!?

 発売開始は1978年。その後43年間にわたって、大きな変更を受けることなく人気を保ち続けてきたヤマハのロングセラーモデル「SR400」。その最後となるモデル『SR400 Final Edition』が2021年3月15日に発売される。 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載したこのSR400。その長い歴史の中では、2008年の30周年記念モデルを機にいったんは生産中止という憂き目に遭ったのだが、環境対策のため、キャブを捨てFI化で2010年モデルから復活。さらに2017年にも排ガス規制を受けて生産中止となっていたが、それも乗り越えて復活と、過去2度の心肺蘇生を受けて生き返ってきた。
 そんな稀有な歴史を持つSR400だが、ついに3度目の生産終了というリリースが発行された。そのリリース文面には「国内向けのSR400は、当モデルをもって生産を終了します」という表記が加えられている。

 この最終モデルとなるのが、「SR400 Final Edition Limited」と「SR400 Final Edition」である。「SR400 Final Edition Limited」はボディ色にブラックを採用。ほかにもタンクは職人の手作業によるサンバースト(ぼかし)塗装を施し、シリアルナンバー入り電鋳エンブレム、真鍮製音叉エンブレム、本革調シート、新色アルマイトのホイール、メーター内には“Final Edition”の銘を記している。こちらは、1000台限定での発売となる。「SR400 Final Edition」は、歴代モデルを彷彿とさせるグラフィックパターンを採用した「ダークグレー」と、親しみやすく温もりを感じさせる「ブルー」の2色を設定している。ブルーのボディにタン色のシートを纏うSR400 Final Edition 価格は、SR400 Final Edition Limited(1000台限定)が74万8000円。通常のSR400 Final Edition(5000台計画予定)が60万5000円(いずれも税込み)となる。すでにSR400 Final Edition Limitedの方は、完売しているという情報もあるため欲しい方は早めに足を運んだ方が良いだろう。

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