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意外すぎる巨匠の作品! 「ジウジアーロ感」のない「ジウジアーロデザイン」の日本車5選

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TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: 遠藤イヅル、フォルクスワーゲン、FCA、MASERATI、アウディ、トヨタ、ダイハツ、Auto Messe Web編集部

言われてみると日本車離れした完成度!? スズキ・SX4(初代)

 スズキ・スイフトのプラットフォームを利用して、2006年に登場したスズキのコンパクトSUV、SX4。コンパクトハッチバックとSUVを合体した「クロスオーバーSUV」の先駆者といえる。フィアットとの共同開発車でもあり、フィアットでは「セディチ(16の意味)」と呼ばれていた。北米と日本市場向けは日本で製造されたが、欧州向けはスズキ・フィアット版ともに、ハンガリーの「マジャールスズキ」で製造が行われていたという国際車だ。2006年に登場したスズキのコンパクトSUV「SX4」はフィアットと共同開発だった

 ジウジアーロ/イタルデザインによるシンプルかつ練り込まれたデザインは、たしかに欧州車に引けを取らない洗練されたもの。欧州で磨かれた走りも良好な、隠れた名車である。SX4の丸み帯びたデザインはジウジアーロによるもの

デザイン処理にジウジアーロらしさを感じる、トヨタ・スターレット(初代)

 トヨタの世界戦略車ヤリスは、先代まで日本国内ではヴィッツとして販売が行われていた。そのヴィッツの前身がスターレットで、さらに遡るとパブリカにたどり着く。そして、初代スターレットは2代目パブリカの上級版スポーティ・クーペとして1973年に派生したクルマで、当初は「パブリカ・スターレット」と呼ばれていた。内外装の仕様、エンジンなどを好みで組み合わせられる「フリーチョイスシステム」を、セリカに次いで採用していたのも特徴だった。パブリカスターレットも実はジウジアーロが手掛けていた

 この初代スターレットのデザインには、ジウジアーロが関与したと言われている。スッキリとして余計な要素がないサイドと、ボンネット・ルーフ・トランクの接続は、エッジが立ってパキッとしており、これは1970年代初期のジウジアーロ・デザインのクルマによく見られる傾向だ。

 一例として、1974年登場で、これもジウジアーロ作のアルファロメオ・アルファスッド・スプリントをあげてみた。たしかにデザインの類似点が多いように思う。アルファスッドを見ても、パブリカスターレットとの共通点を感じる部分が多い

まさかのジウジアーロデザイン! ダイハツ・ハイゼットカーゴ(9代目)

 車体外寸が決められていて、車内の容積を最大限確保せねばならず、それでいて安全にも考慮したデザインを求められる軽自動車のバン・トラックは、画一的なフォルムや似たようなデザイン処理になってしまうのは仕方ないところだ。

 しかし、1999年に販売を開始したダイハツ・ハイゼットカーゴ(9代目)は、ジウジアーロ/イタルデザインによって引かれた流麗なデザインにより、見事な差別化がなされていた。商用車のデザインもこなせるジウジアーロの引き出しの多さには、尊敬の念を抱かざるを得ない。1999年のハイゼットは実はジウジアーロが手掛けていた

 余談だが、9代目ハイゼットカーゴには、このほか乗用のアトレー(4代目)、1.3リッターエンジンを搭載・車体後部やバンパーを伸ばして7人乗りとしたアトレー7、その兄弟車トヨタ・スパーキー、そして商用版ハイゼット・グランカーゴも存在していた。ジウジアーロは関わっていないものの、同じシャシーで仕上げたトヨタ・スパーキー

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