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新型には目もくれない! カスタム界でシビックといえば今も昔も「グランド」「スポーツ」「ミラクル」な理由

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、Photo AC

EG/EK型はアメリカで生まれた「USDMが」火付け役。スクリーン登場で開花!

 環状族の衰退と入れ替わるように、盛り上がり始めたのがアメリカで販売されているアフターマーケットパーツでカスタマイズを行うUSDM(ユナイテッド・ステイツ・ドメスティック・マーケットの略)。その中心車種はアメリカでポピュラーかつ若者から支持されたのがスポーティでクールなホンダ車。当時はスポーツコンパクト(スポコン)がブームで、アキュラRSX(インテグラ)とともに愛用されたのがEG型、EK型シビックだったのだ。

 そして、映画「ワイルドスピード」を通じて、スポコンカスタムが日本に持ち込まれ、広がっていくこととなる。その第1作では多くのホンダ車がスクリーンを飾ったことで、日本のスポコンブームもホンダ車がけん引していくことになった。

 スポコンは当時のテイストは残すものの、年数の経過とともにアメリカで販売されているパーツを使うのではなく、ドリフトなど日本独自のテイストを盛り込んだJDM(ジャパン・ドメスティック・マーケット)スタイルに進化。配線を隠すワイヤータックやサービスホールや配線取り付け穴を埋めるシェイブドベイといった新しいエンジンルームのドレスアップなども北米ではシビックを中心に広がりを見せるなど、カスタマイズシーンにおいてシビックは今なお中心的存在なのだ。

環状スタイルとUSDM/JDM融合でシビック文化はさらなる広がりを見せる

 ちなみに、7代目以降のシビックをベースとしたカスタマイズは少数派。7代目以降はスポーツイメージが薄く、大型化されたボディはスポコンとは呼べないことが原因ではないだろうか。

 現在では環状族スタイルとUSDM/JDMが融合したマシンメイクも生まれ、シビックのカスタマイズ文化はさらに広がりを見せている。古さを感じないのは今なお新しいパーツがリリースされ、ベース車として鮮度を失っていないためだ。20~30代のオーナーも増えつつあり、裾野は広がりを見せるEF/EG/EKシビックカスタマイズはひとつの文化として根付いていくことだろう!

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