当時は「イロモノ感」も時代が追いついた! じわり中古人気上昇中の小型モデル6台 (1/3ページ)

当時は「イロモノ感」も時代が追いついた! じわり中古人気上昇中の小型モデル6台

「人と違うクルマに乗りたい」という願望が、希少車の価格高騰を引き起こす!

 不人気車からの大逆転ではないものの、新車販売時は順風満帆ではなかったけれど、中古車となって評価が高まる(?)クルマがある。では、なぜ人気となるのか? F31型2代目レパードのようなTVドラマに登場したことでブームになる場合もあるが、多くはその希少性。「人とは違うクルマに乗りたい」というレア欲求度が高まれば高まるほど、マーケットで流通が少ないマニアックなクルマに向かう傾向にある。

 そうしたオーナーは「そのクルマ、どこのなんてクルマ?」と聞かれるのが快感だったりするのだ。今回はひそかに人気上昇中かつ、比較的新しめのコンパクトカーを中心にピックアップ。現在はほとんどが100万円以下なので、気になったのなら即押さえておきたい!

【トヨタ・iQ】100台限定の希少性とGRMN謹製というバリューでいまだ高値を維持!

中古価格:(GAMN)130~190万円(流通台数/極小)
(GRMNスーパーチャージャー)300~400万円(流通台数/極小)

  当時世界的に推し進められていたシティモビリティをトヨタ流の解釈した上で2008年に誕生したのがiQ。後述するスズキのツインやMCC(メルセデス・ベンツとスウォッチの共同出資会社)が提案したスマートなどがその代表例だ。3m以下の全長に大人3人∔子供1人が乗れるスペースを確保するためにエアコンの小型化、シートの薄型など高効率なパッケージを採用。ただ発売当初こそ月間目標販売台数を大きく上回ったものの、モデルライフ後半は2桁が続き、2016年に生産を中止となった。

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斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 標準車の中古車相場は順調に下落しているが、一部高い人気を誇るレアキャラがいる。それが、2009年にリリースされた「GAZOO Racing tuned by MN」と2012年の「GRMNスーパーチャージャー」(ともに100台限定)。斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 前者はGAZOO Racingが初めて発売したコンプリートカーで1.3リッターのMT車をベースに、30mmダウンした専用チューンされた足とリアのディスク化、16インチのオリジナルホイールを装着。iQの俊敏性と高速での安定感を高次元まで引き上げたセットが施され、エクステリアは前後バンパースポイラー、サイドスカートをオプション設定し、インテリアもタコメーター&アルミペダルなど専用アイテムを多数奢っていた。斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 後者は前者をベースにパワートレインまで強化したもので、シリーズ唯一のスーパーチャージャー装着車。94㎰/12.0㎏-mから122㎰/17.7㎏-mまで大幅にパフォーマンスを高めているのが特徴。外観は専用バンパーは標準化され、さらにオーバーフェンダーもセット、オリジナルから大きくスタイルを変えるなど、パフォーマンス&ルックスともに究極のiQと呼ぶに相応しい仕上がりとなっていた。斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 MNは197万2000円、GRMNに至っては355万円とかなり高価であったが、現在は前者が5万㎞前後で130万円~、後者は300万円~が相場となっている。走行距離が短いものはその希少性もあり、今もって新車以上のプライスを掲げるなどかなり強気なのだ。

【スズキ・ツイン】軽初のハイブリッドカー! 「来る時代」を見据えたチャレンジカー

中古価格:40万~100万円(流通台数/中)

 iQが発売される5年前の2003年にスズキから発売されたマイクロシティコミューターがツイン。全長は2735mmとiQよりも小さく、2人乗りで、最廉価なガソリンA(5速MT、3速AT車のガソリンBは快適装備を標準化で84万円)はパワステ、エアコン、パワーウィンドウなどの装備はすべてオプション。必要なものだけをチョイスすると割り切ったことで、1979年発売された初代アルトの47万円に迫る驚愕の49万円を実現! 驚くべきなのは価格だけでなく、軽自動車初となるハイブリッドモデルを設定。129万円~とガソリン車に対して割高感があり、販売は散々たるものであったが、これは来る時代を見据えたトライであったのだろう。斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 TVアニメから飛び出したようなコロンとしたファニーなボディ、色鮮やかなボディカラーなどおもちゃ感覚のスタイルだが、バックドアを持たず、荷物の出し入れをガラスハッチのみすることで実用性と剛性を両立。エンジンを含むパワートレインは実績のあるアルトのものを流用するなど、クルマとしての作り込みはツボをしっかり押さえていた。1800mmという短いホイールベ―スが生む走りはゴーカート感覚で、エンジンは自然吸気のみだったが、570kgの軽量ボディとあって痛快だった。斬新なデザインコンセプトだったけど売れなかった軽&コンパクトカー6台の紹介画像はこちら

 中古車相場は走行距離が5万㎞だと約40万円で、中には100万円を超える個体もある。現在流通しているのはほぼガソリン車だ。今から手に入れるならガソリンAがオススメ。コンポーネンツを共有するアルト系のパーツは現在も流通しており、ターボ化するなどパフォーマンスアップも可能。マイクロスポーツとして今だ楽しむことが出来る。休日はサーキットでスポーツ走行を楽しむのはいかがだろうか。

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