【3位】モバイルミスト小型噴霧器

「ボンズ・エアフォースカドル」

　第3位は、除菌消臭効果が高い水溶液とセットで使うモバイルミスト小型噴霧器、ボンズの「エアフォースカドル」だ。

　使用する水溶液は、非常に高い除菌・消臭効果と、人体への安全性を両立した水性二酸化塩素「ブロッケンウォーター」。欧米での実績と世界でも有数な検査機関での認証がなされているバイオサイド・インターナショナル（Bio-Cide International）社の製剤を使用し、一般的な次亜塩素酸と比べて７倍以上の除菌力、２倍以上の消臭力、約３倍の反応スピードを持つ。しかも、「食品にまで使用できる」安全性を持つと共に、無臭・無刺激なため、車内でも安心して使用できる。

　エアフォースカドルは、そのブロッケンウォーターを微細ドライミストにし、広範囲に噴霧することで、空間を浮遊するチリ・ホコリに付着した菌やウイルス、花粉を不活性化させることができる。円筒形の本体は、サイズが高さ15.7センチ、直径7.7センチとコンパクトなため、車内のカップホルダーなどに設置することが可能。稼働は内蔵したバッテリー電源で行い、充電時間3時間で連続噴霧が3時間程度、間欠噴霧なら6時間程度だ。

　A PIT オートバックス東雲の店頭販売価格（税込）は、エアフォースカドルが6600円、ブロッケンウォーターが500mlサイズで1650円だ。

【4位】ゴミ箱

「ディオネ・炭消臭さわやかダストボックス」

　ゴミ箱も、コロナ禍で意外に需要が伸びている商品のひとつだという。児玉さんによると、「車内に入ったときに除菌効果があるウェットティッシュなどで手指消毒をする人が増えたことなどが影響しているんでしょうね。あと、コンビニエンスストアなどでは、自粛期間中に店内のゴミ箱を使用禁止にしていたお店もあり、車内のゴミは全て持ち帰る必要があったことなども要因かもしれません」。

　多種多様ある車内用ゴミ箱の中でも、特に売れ筋として児玉さんが選んでくれたのは、ディオネの「炭消臭さわやかダストボックス DA-105」だ。高級感ある本革調で、抗菌素材も使用、本体底部には竹炭を装備することで、消臭効果も高いのが特徴だという。また、転倒防止用のおもり付きなので、車内でも安定して置くことができるそうだ。

　A PIT オートバックス東雲の店頭販売価格（税込）は713円と、リーズナブルな価格も人気の秘密のようだ。

【5位】ハンドル・テーブル

「EXEA・EB-208折りたたみテーブル」

　テレワークやリモートワークの普及で、クルマで仕事をする人も多くなった昨今。運転席で飲食やパソコン・タブレットなどの使用ができる星光産業のEXEA「EB-208折りたたみテーブル」も最近人気の商品だという。

　高さ12mm×幅425mm×奥行き300mmのテーブルは、ハンドルに下から差し込むだけで取り付けが可能。また、取り付け調整用アジャスターが付いているため、ハンドルに合わせて調整ができる。

　テーブルは広げた状態で飲食をしたり、パソコンを置くことが可能。また、６～13インチのタブレットも、折りたたんで専用の溝に挟めば固定することができる。耐荷重量は3kg、専用の収納ポーチが付属するため持ち運びも楽だ。

　なお、A PIT オートバックス東雲の店頭販売価格（税込）は2748円だ。

　従来からクルマは、買い物や通勤通学といった普段の足から、レジャーなどでドライブを楽しむといった目的に使われてきた。それが、コロナ禍により、最近は車内で仕事をしたり、快適にくつろぐための空間としても使われている。

　そういった「クルマの使われ方」の変化や拡大が、今回紹介した商品に人気が集まる要因となったのだろう。ニューノーマル時代と呼ばれる昨今、「新しい生活様式」により、今後も様々なカー用品の新ヒット商品が生まれるに違いない。