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30年前の「SUV」じゃない「RV」ブーム! 王道以外のイケてる「個性派」ヨンク7選

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TEXT: 新飼亮也  PHOTO: トヨタ自動車、日産自動車、Auto Messe Web編集部

【三菱・チャレンジャー】

 サーフやテラノに対抗するべく、三菱が投入したのがチャレンジャーだ。そのデビューは1996年、2代目パジェロのラダーフレームを採用しながらもスタイリッシュな外観が与えられたパジェロの弟分のような存在で、当時はまだ珍しかった背面タイヤレス仕様が印象的だった。また、ダカール・ラリーでも増岡 浩選手が1997年から3年連続でチャレンジャーをドライブしている。サーフやテラノに対抗するべく三菱が投入した「チャレンジャー」

 1998年のモデルチェンジでフルタイム4WDに変更されたが、売れ行きは好調とはいえず2001年に国内販売が終了。海外ではその後もパジェロスポーツという車名で販売され続け、進化を遂げている。もう少しデビューが早かったらヒットしたかもしれない。中古車市場ではタマ数は少ないものの40万円台で販売されている。日本での販売終了後も海外ではパジェロスポーツという車名で販売され続けた「チャレンジャー」

【いすゞ・ミュー/ミュー・ウィザード】

 ビッグホーン以外にもいすゞからはユニークな四駆が販売されていた。1989年にデビューしたミューは国産車初の2シーター・3ナンバー車で、ショートホイールベース&ワイドトレッドで、まるでおもちゃのようなボディ形状(全長4135mm、全幅1765mm)がとても斬新。1989年にデビューしたいすゞ「ミュー」

 デビュー当初はFRPのトノカバーを持つハードカバーと幌モデルのソフトトップがラインアップされた。ピックアップとは異なりキャビンと荷台が区別されていなく、レジャーユースやスタイルに振った「Mysterious」と「Utility」の頭文字を取った車名どおりの個性的なモデルだ。1990年には4人乗りのハードトップモデルが追加されたほか、1995年には5ドアモデルのミューウィザードを追加。

 1998年に2代目へとシフトしたが、初代と比較してやや控えめなデザインとなった。残念ながら2002年をもって国内販売が終了したが、特に初代ミューはいまでも十分に通用するキャラクターとパッケージだ。筆者も一時期本気で所有したいと思い中古車市場をチェックしていたが、なかなかお目にかかることができない。車名はレジャーユースやスタイルに振った「Mysterious」と「Utility」の頭文字を取った

【いすゞ・ビークロス】

 1993年の東京モーターショーにいすゞは、サイモン・コックスがデザインした未来感あふれるコンセプトカー「ヴィークロス・コンセプト」を出品(ジェミニベース)した。あの時は「もしかしたら未来のクルマはこうなるのかもしれない」と思ったものだが、いすゞは約4年後の1997年、コンセプトカーに限りなく近いデザインの市販車「ビークロス」をデビューさせた。1997年にいすゞが発売した「ビークロス」

 市販車は「All Round Real Sports」という新しいコンセプトの基、ビッグホーンがベースとなっており、そのユニークなデザインだけではなくオンロード・オフロード性能ともにトップクラスの性能を誇っていた。ビークロスの市販車は「All Round Real Sports」という新しいコンセプトで開発された

 パワーユニットは3.2L V6ガソリン(6VD1)で、4速AT/2ドアモデルのみ。レカロ製のシートやMOMO製のエアバッグ内蔵ステアリング、バックアイカメラ標準装備など豪華な仕様ながらベースグレードで300万円を切っていた。豪華な仕様ながらベースグレードで300万円を切っていた「ビークロス」

 しかし、販売面では思うようにいかずわずか2年で国内販売が終了してしまった。ビークロスは時代を先取りしすぎてしまった珍車であり名車なのだ。中古市場では元々の流通量が少ないので見つかりにくいが、いま乗っていても古臭さを感じない魅力的なクルマだ。ビークロスはいま乗っていても古臭さを感じない魅力的なクルマだ

【マツダ・プロシードマービー】

 なんとマツダからもこんなにイケてる四駆が販売されていた。プロシードマービーは1965年から1999年まで日本で販売されていたプロシードの派生モデルとして1991年にデビュー。3代目プロシードのダブルキャブをベースにしていて、畳1枚以上、高さ85cmもの広いラゲッジスペースが特徴だ。

 当時の国産四駆としては迫力あるボディサイズでホールベースも3mあるリアドアがタイヤハウスにかからず、国産車らしくないアメリカンな雰囲気が魅力的な四駆だ。プロシードの派生モデルとして1991年にデビューしたマツダ「プロシードマービー」

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