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日本では「斬新すぎて大失敗」したモデルも! バブル期に登場した「イケイケデザイン」セダン5選

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TEXT: 遠藤正賢  PHOTO: Auto Messe Web編集部,NISSAN,MAZDA,MITSUBISHI,SUBARU

【日産レパードJ.フェリー】尻下がりデザインが賛否両論だった

 レパードは1980年発売の初代が2ドアクーペと4ドアセダン、ドラマ「あぶない刑事」やコンプリートカーのオーテック・ザガート・ステルビオで有名な2代目(1986年発売)が2ドアクーペのみとされていたが、3代目は「J.フェリー」のサブネームが与えられて1992年6月に国内デビュー。その実態は、レクサスと同じく1989年より北米で展開している高級車ブランド「インフィニティ」向けのEセグメントFRセダン「J30」の日本仕様だった。

レパードJ.フェリー そのため、メカニズムの多くをY32型セドリック/グロリア/シーマと共用しながら、内外装デザインは北米主導で開発され、控えめなフロントグリルに後ろ下がりのダックテールデザイン、四隅を曲線的に絞り込んで小さく見せる流麗なプロポーションなど、従来の国産高級車とは真逆の手法が多用された。

 だが、そうした斬新なデザインが仇となり、押し出し感の強さを求める高級車ユーザーが多い日本市場ではまったくと言っていいほど受け入れられなかった。それは、もし現代にこのJ.フェリーを甦らせたとしても大きく変わらないと思われるが、分かりやすい高級車を良しとしないクルマ好きや好事家にはこの上なく刺さる、永遠に色あせないモデルであるのは間違いない。

【2代目スバル・レガシィ】ツーリングワゴンに隠れた秀逸デザイン

 1989年にデビューした初代の時点で、水平対向エンジンと4WD、使い勝手に優れる荷室を武器にした、バランスが良く高性能なスポーツセダン&ワゴンとしての地位を確立したレガシィだったが、1993年に発売された2代目は、5ナンバーサイズはそのままにホイールベースが50mm延長され、後席の居住性が大幅にアップ。そして内外装が、直線基調の初代に対し、曲面を多用しながら走行性能・居住性・積載性能の高さも表現したスマートなものへと大幅にモダナイズされた。2代目スバル・レガシィ

 そのデザイン開発には、のちにマイバッハやダイムラー傘下時代の三菱車各車のデザインを手掛けた、オリビエ・ブーレイ氏が深く関与。この2代目レガシィが、熱狂的なスバリスト以外の新たなユーザーを数多く獲得し、スバルのブランドイメージを向上させるのに大きく貢献したことは、多くの読者が知る所だろう。

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