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「シーマ」「アリスト」「センティア」! バブル全盛期を謳歌した憧れの「とっぽい」セダン5選

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、三菱自動車、日産自動車、TOYOTA、MAZDA

【マツダ・センティア/アンフィニMS9】現在のマツダデザインの先駆けといえるエモーショナルサルーン

 バブル期でもっとも精力的に商品と技術開発に精力的だったのがマツダ。好景気の勢いそのままに5チャンネル化という拡大路線を展開。3ローターにミラーサイクルエンジン、2シーターオープンカーなど新たな可能性にチャレンジした。その時期に生まれたマツダのプレステージサルーンが初代センティア(HD型)とそのアンフィニチャンネル版のMS-9(HD型)だ。センティアのフロントビュー

 以前から欧州テイストの強かったマツダだが、バブル期はデザインを含めて重きが置かれた。センティアはクリーンで伸びやかなスタイルと曲面が多用されたエモーショナルなプロポーションが特徴。傾斜した前後のピラーに4ドアハードトップ風のスッキリしたサイドビューは上述したディアマンテと同じ流れで、やはり当時のトレンドだったようだ。センティアのフロントビュー

 全長4925mm×全幅1795mmというセルシオに迫る堂々としたボディサイズながら、1380mmに抑えられた全高によって生まれたワイド&ローなフォルムは今見てもエレガントだ。エンジンは新開発のV6 2.5L/3Lを搭載(コスモの3ローターエンジンの搭載が検討されていたという噂もある)し、サスペンションも本格的な4WS付きのマルチリンクとフラッグシップカーに相応しく最新メカニズムがフル投入されていた。

【日産インフィニティQ45/3代目プレジデント】世界基準の性能を備え、ジャパンオリジナルの確立に挑戦した意欲作!

 3ナンバー専用ボディと高性能エンジンを搭載し、パーソナルプレステージセダンの頂点に君臨した初代シーマ。それを超えるフラッグシップセダンとして開発されたのがインフィニティQ45(G50型)だ。インフィニティQ45のフロントビュー

「90年代に技術で世界一」を目指した901活動で誕生した新世代プラットフォームと最新のマルチリンクサス(量産車初のアクティブサスを設定)が投入され、加えて新開発の4.5LV8(VH45DE。海外では300ps)エンジンを搭載するなど、トータル性能で世界のプレステージサルーンと渡り合える実力を兼ね備えた。インフィニティQ45のエンジンルーム

 さらにグリルレスを採用したスポーツテイスト溢れるデザインと漆塗りが持ち込まれた斬新なインテリア(のちの日産インテリアの特徴となる和のテイストの先駆けとなる「KOKONインスト」)など、どのクルマにも似ていないジャパンオリジナルの佇まいを演出。このクルマを新たな高級ブランド「インフィニティ」のトップに据え、欧州と肩を並べるべく挑戦した。インフィニティQ45のコックピットまわり

 3代目プレジデント(JG50型)はQ45をベースとしたロングホイールベース仕様。内外装はQ45と異なり、高級車の王道を貫いた風格のあるデザイン(迫力ある大型グリルを採用。1993年のマイナーチェンジ以降のインフィニティQ45もグリル付きとなる)を採用。モデル中期にはQ45のボディを使ったJS仕様(PG50型)も設定された。

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