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修理代は2000万円オーバー? 23年所有する「アルファロメオGT1600ジュニア」オーナーの泣き笑いエピソード

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/FCA

ショップのひと言がきっかけでGT1600ジュニアを購入

 高校を卒業し、大学生になってからもジュニアZへの想いが消えることはなく、ずっと憧れ続けていた。だが、18歳で普通自動車の第一種運転免許を取り、クルマを運転できるようになったものの、いきなり稀少かつ高価なアルファロメオを買えるだけの軍資金が手元にあるはずもなかった。

 そこで、まず中古の日産マーチ・ターボを買い、それにしばらくのあいだ乗っていた。マーチ・ターボ生活を続けながらジュニアZに憧れ続け、初志貫徹で27歳のときに最寄りのアルファロメオ専門店にジュニアZを買いに行った。

 売り物を見せてもらっているときに専門店の社長さんから「ジュニアZは維持するのが大変なので、人生初のヒストリックカーとしてジュニアZを買うのはやめておいたほうがいいかもしれないよ。まずは維持しやすい普通のクーペモデルを買って、それに慣れてからジュニアZにしたほうがいいでしょう」と優しく諭された。アルファロメオ GT1600ジュニア その言葉を信じて1974年式アルファロメオGT1600ジュニアを買うことにした。あれから23年。購入時に18万kmだった走行距離が、すでに30万kmを突破した。

エンジンは2基目

 昨今の旧車ブームの影響で往年のアルファロメオの販売価格もジワジワ高騰してきたが、筆者が1974年式アルファロメオ GT1600ジュニアを購入したのは1998年のことなので、クルマの価格は200万円だった。真夏に購入し、いきなり、雨の日も風の日もガンガン乗るという普段使いをしてしまったので、やがてエンジンがパワーダウンしてしまい、ボディの各部が錆びてしまった。アルファロメオ GT1600ジュニア

 まず、エンジンを載せ替え、その後、アルファロメオ専門店経由で鈑金塗装を依頼した。購入当初のボディカラーは赤で、それを鈑金塗装時に白にしてもらったのだが、ガレージ内の本棚が過積載によって崩壊したことにより、白は半年という短命で終わった。アルファロメオ GT1600ジュニア

 本棚の崩壊により再び鈑金塗装をすることになった……という非常にバカバカしい展開になったので、そのときのことはハッキリ憶えており、白から水色に鈑金塗装するときの出費は80万円だった(もちろん、自腹)。

 赤から白にチェンジしたときの一番最初の鈑金塗装時のコストは憶えていないが、まあ、そんな感じの出費だったと思ってもらっていいだろう。アルファロメオ GT1600ジュニア

 ちなみに、日々の足として乗る、という筆者の使い方が特異なのでエンジンは2回載せ替えており、一回目も二回目も、それなりの金額をお支払いした。結構な出費だったので、脳内のサーキットブレーカーが落ちてしまい、かかったコストについてはまったく記憶がない。なお、二回目の載せ替え時に組んでもらったエンジンは、現在も完調だ。アルファロメオ GT1600ジュニアのエンジン

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