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「レース生地のシートカバー」がしぶとく、ゴージャスに進化していた! イマドキのドレスアップ事情

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/ワゴニスト編集部

純正シートを凌駕する車種専用ドレスアップシートカバーあり

 内装のドレスアップをしたいのであれば、車種専用タイプを選ぶといい。なんといっても、各モデルごとに採寸されているので、シートカバーといえどフィット性が断然いい。最近のものはよくできていて、まるで表皮を張り替えたような仕上がり感だ。アルカンターラ使用の高級シートカバー 素材もかなり高級で、合皮や本革はもちろん、デニム生地からアルカンターラなどの高級素材を使ったものまである。カラーも、ブラック×ホワイトなどで高級感を出したツートーンや、ブラウンやワインレッドなどのレザーでクラシカルなイメージを演出したもの、ブラックの革にレッドステッチなどでスポーティさを醸し出したものなど、いろいろと選べる。

 また最近は、例えばケースペックの「ヴェルーチェ エルゴ」のように、低反発ウレタンを入れることで長時間ドライブでも疲れにくくするという、シートカバーに機能性を持たせた仕様も登場。しかもこのモデルでは、アルカンターラ仕様またはレザー仕様が選べるため、ドレスアップを目的とした使い方にも最適だ。ヴェルーチェ エルゴ

 最近は、メーカーの純正オプションでも、合成皮革製などが設定されているているほど、シートカバーは近年質感が高くなっている。純正オプションなら、まさに車種専用だからフィット感はいいが、ちょっと割高だ。例えば50プリウスのオプションには合皮を使った革調シートカバーがあり、価格はブラックが7万2600円、ホワイト×ブラックのツートーンが7万9200円(いずれも税込)だ。

 対してアフターメーカーのグレイスが販売する「エクスクルーシブライン」からは、オリジナルPVCを使ったやはり合皮だが、同じくブラックとブラウン×ブラックのツートーンが選べて、価格はいずれも3万8500円(税込)。しかも、ステッチワークやパンチングレザーを用いることで、質感もかなりいい。よりリーズナブルで高いドレスアップ効果が期待できるのだ。グレイスのエクスクルーシブライン 車種専用タイプはモデルによっては10万円を超えるものもあるが、その分純正シートにはない高い質感を得られるのが魅力だ。

 また、イレブンインターナショナルのブランドであるクラッツィオのように、カスタムオーダーができるシートカバーもある。価格はオーダーの内容にもよるが、2列シート車全席分で4万3780円~、3列シート車全席分で5万4780円~と、比較的安価でオリジナルのカバーを手に入れることができる。イレブンインターナショナルの特性シートカバー

 このように、シートカバーには、さまざまなタイプがあることがおわかりになっただろうか。内装のドレスアップから汚れや劣化防止まで、リーズナブルなものから高級品質のものなど、自分の目的や予算に応じて最適な商品を選ぶことができるのが大きな魅力なのだ。

【写真協力】英得尔(インドゥアー)レースシートカバー https://m.tb.cn/h.4C5iFzj?sm=1630f

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