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走ってよし! 見た目もグッド! バブルを謳歌した国産スポーツセダン6選+1

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/トヨタ/ホンダ/ニッサン/Fiat Chrysler Automobiles N.V.

日産シーマ(Y31)

 女優の伊藤かずえが30年以上乗り続け、日産(オーテックジャパン)が正式にレストア作業を行っている初代シーマ。1988年に登場し、デビューから1年で3万6400台も売れる大ヒットに!「シーマ現象」と呼ばれるほど注目を集めた。初代シーマ Y31セドリック/グロリアとプラットフォームは同じだが、3ナンバー専用の上級車として設定された。

 セラミックターボのVG30DET(255ps)を搭載し、4速ATのシフトレバーをDに入れ、アクセルを床まで踏み込めばリヤは沈んでフロントは浮き上がり、スポーツカー顔負けの加速力をみせた。初代シーマ加速時のフロントアップ症状 ジャガー風のスタイリングも支持する人が多かった。1991年にモデルチェンジするまでに、12万9000台も売れた。

ホンダ・アコード(CD型)

 1993年デビューの5代目アコードは、アメリカの新しい安全基準を満たすために全車が3ナンバーになったモデルだ。5代目アコード

 エンジンもキャブレターからインジェクター(PGM-FI)にスイッチし、エンジンも2.2L VTECのH22Aはトルクバンドが広く、使いやすくパワフルだった。

 ハンドリングもよく仕上がっていて、JTCCレースでは、1996年にジャックスアコードの服部直貴が、1997年にはカストロールアコードの中子 修がチャンピオンになっている。JTCCレースのアコード

マツダ・ランティス(CBAEP)

 バブルの最中、販売チャンネルを5チャンネル化するという博打を打ったマツダが作った意欲作だ。ファミリアベースで開発され、1993年に発売。小泉巌がデザインしたボディは、ヨーロッパ風の個性的なデザインでいま見てもけっこう美しい。マツダ ランティス セダン 1996年の衝突安全基準適合した最初のクルマで、ハンドリングもニュルブルクリンクでテストして仕上げたといわれている。マツダ ランティスのV6エンジン 2L V6エンジンのKFを積んだ仕様がJTCCにも参戦した。だが、ライバル勢が直4に対してV6エンジンではフロントヘビーで回頭性に難があり、活躍することはできなかった……。「大鳥居」と呼ばれるインパクト抜群のリヤスポイラーが、マツダスピードから販売されていた。

JTCC参戦のランティス

番外編:アルファロメオ155

 これは番外編。アルファロメオ 155は1992年に登場。アルファロメオ 155 ドイツでメチャクチャ盛り上がっていたツーリングカーレース、DTMに参戦し、1993年のチャンピオンに輝いている。I.DE.A(イデア)がデザインした直線基調の個性的なスタイリングに憧れた人も多い。

ドイツのツーリングカーレースDTM参戦のアルファロメオ155

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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