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今見ても斬新すぎる「いすゞピアッツァ」! 評論家に「もう一度乗りたい」と言わしめる「色褪せない魅力」とは

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎七生人/自工会

ショルダーラインに引かれたストライプでよりスタイリッシュに

 あらためてピアッツァの美の秘訣を検証しておくと、それは徹底したフラッシュサーフェスと整理されたパーティング(見切り線)によるものだった。フラッシュサーフェスのポイントはいかにボディとガラス面の段差を無くすかで、フロントガラスはボディ表面とガラスの間を樹脂モールで繋ぎ、断面で見たときの段差を小さくする手法を採用。

 同様にドアガラスもドア面と表面が揃うようにガラスを外に出し、位置決めするガイドシューを用いた構造をとっていた。パーティングラインは、ショルダーラインがボンネットやバックドアの見切りを兼ねるようにし、線の数を減らすことで、スッキリとした見栄えに。いすゞ・ピアッツァのカタログ ショルダーラインに引かれたストライプは2色(黒/赤、ネロは黒/ゴールド)だったが、この上方の“黒”の部分を巧みに使い、フェンダーに上から被さるように重なって閉じるエンジンフードの“影”をストライプの“黒”に見えるようにし、フロントフェンダーとドア以降とのラインが自然に繋がって見えるようにした工夫が盛り込まれていた。

デジタルメーターとサテライトスイッチがピアッツァの見せ場

 一方でインテリアでは、何といってもデジタルメーターとサテライトスイッチがピアッツァの見せ場。デジタルメーター(アナログメーターもあった)は前期型に対し、4ZC1型2Lターボが登場した’85年以降の後期型ではデザインを一新。

 一方でサテライトスイッチは下部のダイヤルを緩めて縦軸方向にハウジング全体のアングル調整が可能になっている。左右のハウジングにそれぞれ機能を振り分け、ウインカーも右側に2本の指で挟み上下にカチカチと操作する仕組みの“スイッチ”になっていた。いすゞ・ピアッツァのカタログ

 ライト(右)、ワイパー(左)は一般的なレバー式のヘッド状のスイッチをハウジングの左右に突き出させて備えることで、デザインは斬新だが、実際の使い勝手も自然に扱える考えられたデザイン。ATのODオン/オフは、右側のハウジングの4角いボタンで切り替えるようになっていた。インパネのあちこちにスイッチ類が点在する多くのクルマに対し、とにかく操作性がいいし、見た目のデザインもスッキリとしていたのが特徴だった。

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