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アウトドアでとっても重宝! 汚してもガシガシ綺麗にできる「タフな室内」のクルマ9選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 日産自動車/本田技研工業/SUBARU/Auto Messe Web

  • 撥水防汚のイメージ

  • エクストレイルの外観
  • エクストレイルのシート
  • フォレスター外観
  • フォレスターシート
  • クロスビー
  • スペーシアギア
  • ジムニーeKクロススペースウエイク
  • 撥水シート
  • フィット

SUVを中心に採用車種が拡大中!

 クルマの車内は、見た目以上に汚れているものだ。しかし、ボディの汚れほど気にしている人は少なかったりする。汚れを放置すると、臭いやシミの原因になり(ダニの増殖も!!)、乗員が不快になるだけでなく、下取り、買い取り時の減点要素にもなるから、いいことはない。とくに、クルマをアウトドアや海山のスポーツ、フィッシングなどに使っている人、車内で飲食する人(食べこぼししがちな子どもを含む)は要注意である。

アウトドア派じゃなくても子育て家族にも嬉しい装備

 とはいえ、シートやラゲッジルームのファブリックやカーペットの掃除は面倒。上記のアウトドアや海山のスポーツ、フィッシングなどに使っている人、車内で飲食する人はもちろん、子育て世代やペットをクルマに乗せる機会があり、雨の日にベビーカーやペットカートを乗せれば、それはもうどろどろに汚れまくる。拭いても落ちない汚れが染みつくことも。

 そこで今、注目されているのが、撥水シートやウォッシャブル素材を使ったラゲッジルームだ。撥水素材を使ったシートは水分などをはじき、汚れも付着しにくく、表面が汚れただけなら、水で絞ったタオルで拭きあげればOKと、掃除は楽々。食べこぼしなどにも威力を発揮する。

撥水シート 一方、ラゲッジルームのウォッシャブル素材とは樹脂素材などのことで、水分が染み込まず、汚れもふき取りやすいメリットがある。カチカチの素材だとカーペットと違い、硬い荷物をズルズル引きずるとキズが付く心配がある(けっこう目立ち、修復はほぼ不可能)。ペットを乗せると滑りやすいといった問題点はあるものの、掃除のしやすさという点では、メリットは大きいと考えていいだろう。

撥水加工のラゲッジスペース

いち早く採用して支持を得ているSUV

日産エクストレイル

 そうした、掃除が楽な、汚れに強いインテリアを持つ国産車の代表格が、日産エクストレイルだ。昔からそうした仕様を用意し、今でも防水仕様のシート、ラゲッジ、フロアをグレード別で採用している。

エクストレイルの外観 汚れやキズが付きにくいだけでなく、長年の採用の経験から、滑りにくさも追及。スキーヤーやサーファーに絶大なる人気があり、愛用者が多いのも納得である。いや、ズバリ、そうした人たちに向けた仕様と言っていいだろう(かつては運転席でも着替えやすいポップアップステアリングまで、車内で着替えるスキーヤーやサーファー向けに用意されていた)。

エクストレイルのシート

汚れの拭き取りやすさなどにこだわったクルマも登場

スバル・フォレスター/スズキ・クロスビー

 そうした撥水、防汚加工されたシート、ラゲッジルームを持つクルマは、おもにSUV、クロスオーバーSUV系に多い。スズキ・クロスビー、スバル・フォレスターXブレイクなどがそうで、見た目のタフさに見合った、タフなインテリアを持っている。

フォレスター外観 フォレスターのXブレイクを例に挙げると、シートは表面についた水分が染み込まないポリウレタン素材を採用。ヘキサゴン柄のディンプル加工を施しているため滑りにくく、汚れも拭き取りやすい素材となっている。アクティブなシーンで活躍するだけでなく、飲み物をこぼしてしまったときにもこれなら安心である。

フォレスターシート スズキ・クロスビーに至っては、HYBRID MZ、HYBRID MVグレードのシートが撥水加工シートになるだけでなく、後席背面とラゲッジフロアも防汚タイプとなり、車内全体が汚れに強い素材で覆われているのだ。アウトドアなどで大活躍してくれること必至である。

クロスビー

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