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ジムニーに合うタイヤとは? ジムニーのタイヤ選びとおすすめのタイヤ

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: ジムニースタイル編集部

■タイヤの種類別 おすすめタイヤをご紹【M/T マッドテレーンタイヤ編】

マッドテレーンタイヤとは?

 過酷な走行ステージを想定して開発されたSUV/4×4用タイヤのマッドテレーンタイヤ。M/Tという標記は、マッドテレーン(Mud-Terrain)の頭文字をとっており、マッドは泥、テレーンとは地形を意味する英単語だ。

ホワイトレターのマッドテレーンタイヤ 得意とするおもなステージは、舗装されていない不整地や「泥濘地(でいねいち=ぬかるみ)、ロックセクションなどでトラクション性能を高めたタイヤなのだ。

 乗用車用のタイヤともっとも違うのが、トレッドパターンでブロックと呼ばれる独立した溝を多数設けている。これは、泥や砂、岩場といった場面で溝底へのダメージを緩和するとともに、マッド路面での排土性も高めるためだ。

おすすめのタイヤ

ブリヂストン デューラーM/T674

 ブリヂストンから発売されているデューラーM/T674は、タイヤに求められるトラクション性能やハンドリング性能、摩耗性能を追究した3D形状のパターンを採用している。たとえば、トラクションを発揮するために3D主溝、引っかかり効果を生む段差形状の採用でトラクション性能の強化を図った3Dバットレス、ハンドリングや摩耗性能に配慮した3Dラグなどの技術が盛り込まれている。ブリヂストン デューラーM/T674

BFグッドリッチ T/A KM3

 BFグッドリッチMud-Terrain T/A KM3 は、1980年に発売した世界初のオフロード用4×4ラジアル タイヤの第3世代モデル。Baja1000などの競技で強さを誇るBaja T/AKR2で培ったコアガードマックステクノロジーをサイドウォールに用い、ショルダーブロックの裂け割れを制御する。V字型の深い切込みが入ったトレッドパターンは、泥詰まりの排出をサポートし、マッド路面での強力な走破性を実現。BFグッドリッチ T/A KM3 また、岩場や滑りやすい路面で強力なグリップを確保するロック・グリップ トレッドコンパウンドを採用。低内圧走行時に柔軟に障害物を乗り越える走破性を実現している。

TOYO TIRES オープンカントリーM/T

 トーヨータイヤから発売されているオープンカントリーM/Tは、2003年にデビュー以来、ファンに支持され続けてきたM/Tタイヤ。アグレッシブで機能的なトレッドパターンが特徴的だ。TOYO TIRES オープンカントリーM/T トレッドデザインは悪路走破性のみならず、オンロードでのトラクション性能やブレーキ性能の向上にも貢献。タイヤ構造はオフロードレースでのノウハウを生かした、耐外傷性の高いタフネス構造となっている。

■タイヤの種類別 おすすめタイヤをご紹介【A/T オールテレーンタイヤ】

オールテレーンタイヤとは?

 オールテレーンは、すべての地形でオフロードから舗装路までカバーする守備範囲の広いタイヤだ。

 マッドテレーンよりもオフロード色は薄れるが、オールテレーンのなかでも、オフロード寄りとかオンロード寄りといった具合にキャラクターに幅があるので、見極めが必要だ。ごつごつしたトレッドパターンではあるが、意外とノイズが少なく乗り心地もマイルドなものが多い。走行性能を求める方にはもちろんのこと、ヘビーデューティ風なドレスアップにも最適だ。オールテレーンタイヤ

おすすめのタイヤ

ヨコハマ ジオランダーA/T G015

 アクティブなライフスタイルを楽しむドライバーをターゲットに、オフロードでの走破性と耐久性を向上させつつ、オンロードでの快適性や静粛性も高めたのがジオランダーA/T G15。トレッドパターンにはアグレッシブなデザインを採用。さらにタイヤショルダーのデザインも力強くスタイリッシュなイメージが醸し出されている。ヨコハマ ジオランダーA/T G015

 性能面ではオフロードの走破性はもちろんのこと、ウエット性能や雪上性能を向上している。従来品(GEOLANDAR A/T-S)に比べ、耐摩耗性能を17%、ウエット制動性能を4%、パターンノイズ性能を22%(騒音エネルギー低減率)、ロードノイズ性能を11%(騒音エネルギー低減率)向上している。

TOYO TIRES オープンカントリーA/T+

 OPEN COUNTRY A/T plusは、オフロード走行における優れたトラクション性能と、オンロード走行時での静粛性を確保したSUV用のタイヤだ。ゴツゴツしたタイヤと聞けばロードノイズが気になるところだが、リブパターン基調を採用することで、国際基準ECE R117-2をクリアした高い静粛性とトラクション性能を持ち合わせる。TOYO TIRES オープンカントリーA/T+

 また、新配合のトレッドコンパウンドによってウエットグリップおよび、転がり抵抗性能の低減とロングライフを実現。高剛性構造を採用することで高速操縦安定性を向上させている。

ヨコハマ ジオランダーX-A/T

 ヨコハマタイヤからは「ジオランダーX-A/T」が発売されている。これは、オンロードでの快適性を求めながら、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けに開発された商品だ。ヨコハマ ジオランダーX-A/T 現在販売中のオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T G015」とマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003」の中間に位置する新カテゴリー商品として展開している。

■編集部イチオシのタイヤ

 M/T、A/TそしてR/Tと紹介をしてきたが、編集部としてオススメタイヤを3本紹介したい。ジムニーにオススメするタイヤ

ヨコハマ ジオランダーM/T G003

 1本目は、ヨコハマタイヤの名門ブランド、ジオランダーのなかでもオフロード走行に振ったモデルがM/T G003。2020年春に追加された195R16は、間違いなくジムニーを意識したものと思われる。 凸凹のハッキリした力強いトレッドパターンが特徴的で、タイヤの外径は716mm。185/85と同じくらいだが、こちらの方が幅がある分、厚みとのバランスがいい。また、ゴツいトレッドと相まってノーマル車に合わせてしっかり見栄えがする。ヨコハマ ジオランダーM/T G003「オープンカントリーM/T-Rにも同サイズがありますが、それよりも外径がやや小さめ。干渉リスクも低いと思われます」とは広島にあるSスタイルの菅原サンのコメント。ヨコハマ ジオランダーM/T G003はフェンダーに干渉しないサイズ サイドもトレッドと繋がり感のあるブロックが配されたタフな作りになっている。サイズも含め、M/T G003はすべてブラックレター仕様となり、ホワイトレターは存在しない。硬派で男らしい雰囲気がポイントだ。

TOYO TIRES オープンカントリーR/T

 2本目は、オープンカントリーR/T。ATとMTの特徴を兼ね備えたRT(ラギッドテレイン)タイプで、オフロードタイヤらしいボコボコ感とオンロードでの走行性能をバランスよく両立している。 この銘柄はジムニーに限らずアゲ系の車種では高い人気を誇る。トレッドパターンは中央がATパターン、外側はMTパターンと両者の要素を組み合わせている。見た目はボコボコなのに静粛性に優れる秘密はここにある。ホワイトレターは片側のみで、反対側はブラックレター仕様となっている。TOYO TIRES オープンカントリーR/T「185/85R16は昨年からホワイトレターにモデルチェンジしている。185のオフロードタイヤといえば各社ブラックレターだったこともあり、とくにビギナー層からの支持率がより高まったと思います」とは菅原サンのコメント。TOYO TIRES オープンカントリーR/Tもフェンダーに干渉しないサイズだ 外径は720mmと今回紹介する3本のなかではもっとも大きく、純正比で17mmの車高アップが見込めるためチョイアゲ派には向いている。真横から見るとタイヤハウスの収まり具合もパツパツ。干渉リスクがゼロではないものの、ノーマル車高&無加工でもフェンダー内にギリギリ収まる絶妙なラインになっている。

BFグッドリッチ T/A KO2

 最後に紹介をするのは、ジオランダーと並び、古くからクロカンファンにはお馴染みのブランド「BFグッドリッチ」のオールテレーンKO2。 トレッドパターンは、名作ラジアルオールテレーンT/Aを受け継ぐオールテレーンシリーズの第3世代。トレッドパターンは初代から踏襲されているが、接地面が均等になるよう改良されている。ショルダーからサイドが分厚くゴツいのも特徴。BFグッドリッチ T/A KO2のトレッドパターン しかし基本的にジムニー向けのサイズはなく、この215/70も本来はデリカやエクストレイル向け。純正ホイールに組んでもハミ出すかどうかの際どい仕様となる。

「23ジムニーで履いている人はほぼいなかったサイズ。64になって急に増えました。外径はやや小さめなので干渉リスクは低いです」。トレッドはATタイプとしてはかなりタフな印象。ホワイトレターも文字の大きさやバランスが良く、洗練されている。ルックスの良さはトップクラスだろう。「弱点はLT規格なので固めで重たく、振動が多くなりやすいこと。あとはタイヤ幅がワイドな分、ハンドリングにも影響が出てきます」とは前述の菅原サン。

 どのタイヤもジムニーの魅力を引き出すには最適といえる。

■まとめ

 もちろんここで取り上げたタイヤ以外にも注目モデルは多く存在するし、乗り心地の印象は好みにも大きく左右される。あくまで参考までになるが、タイヤ選びの一助になれば幸いだ。それぞれの特性を理解した上で、ぜひ自分に合ったスタイルを見つけて楽しんでほしい。

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