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高齢者でも「安全&エコ」に運転できる! ぜひ標準装備してほしい「機能」7つ

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

カーブ減速機能付きACC

 現時点ではいろいろなタイプ、機能のACCがあるのだが、上記の機能を装着車全車に統一装備してほしいものだ。さらに、一般的なACCは速度をセットすると、カーブなどもそのままの速度で飛び込んでしまう。これは怖い。結果、ブレーキを踏み、いったん解除。ふたたびセットする必要がある(筆者は速度設定ボタンを連続的に押して速度を下げ、カーブをクリアしたりしているが)。

ACCの走行イメージ

 できれば、コンパクトカーの日産ノートが採用した、3Dマップは使っていないものの、GPS&地図データとカメラ&レーダーによって、高速道路上でのカーブ手前減速制御(制限速度まで下げるイメージ)、標識の読み取りによる速度制御を“廉価に”可能としている機能(プロパイロット1・5相当)がある。これは、高速走行の機会が多く、ACCを常用しているドライバーにとっては、ぜひとも欲しい機能ではないか。

ノートのACC作動画面

充実したオペレーターサービス

 最後はコネクテッド機能ひとつ、オペレーターサービスについて。最近のクルマはDCMと呼ばれる専用通信機(SIM)を搭載しているクルマが多くなり、自身のスマホを使わずに通信できる便利さがある。ただし、コネクテッド機能としてオペレーターサービスがあるのだが、メーカー、車種によってはSOSコールを含む緊急時、トラブル発生時にしか対応していなかったりする。

オペレーターサービスボタン

 だが、トヨタの「T-CONNECT」、日産の「Nissan Connect」では、オペレーターが遠隔でナビ設定をしてくれたり、走行ルート上の飲食店や病院を案内し、遠隔で目的地設定してくれるサービスまで用意している。すると、出掛ける前もドライブ中も、安心感、余裕がまったく違う。それが安全運転にも直結するのだ。

 高齢者ドライバーが激増するこれからの時代のコネクテッド機能としては、そうした簡単・安心な、スマホ操作不要のフルオペレーターサービスをぜひ安価に用意してもらいたいものだ。

12
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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