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バブルを謳歌したデートカー御三家「ソアラ」「シーマ」「プレリュード」!「六本木ナンパ戦争」の無敵艦隊だったワケ

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

その名の通りまさに前奏曲を奏でた「プレリュード」

 もう1台、忘れてはいけないバブル期前に発売されたモテグルマが、AB/BA1型2代目ホンダ・プレリュード(1982年~1987年)。FFスーパーボルテージというキャッチコピーと、TVCMのボレロの重厚でエレガントな楽曲も印象に残る、リトラクタブルヘッドライトを採用した当時を代表する元祖デートカーである。2代目プレリュードとソアラ ガイシャ勢がどうにも敵わないのは、プレリュードをデートカーと言わしめた助手席リクライニング機構だ。助手席のリクライニングレバーが運転席側にもついていて、落ち着ける場所、例えば当時の晴海ふ頭の突端にプレリュードを止めるや否や、デート相手の隙を狙って助手席をパッコーンとほぼ水平にリクライニング! そのあとどんな展開になったかはあえて言わないが、デートのフィニッシュにこれほど”使える”クルマはほかになく、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツ190Eでも敵わない。そして、シーマやソアラよりずっとお手ごろ価格のある意味、究極のデートカーと呼べるアイディアある仕掛けの持ち主だったというわけだ。プレリュードのシート 80年代は男女の関係性、恋愛が今では想像もできないほどおおらかな時代で(夜の六本木はナンパ待ちの女子で溢れていた!?)、そんなことをしても訴えられた話は、ボクの知る限り、ない。とはいえ、今、プレリュードの中古車を手に入れて、初デート、それほどじゃない関係の女子にかのリクライニングをやったとすれば、大変なことになりかねないので、要注意である。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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