楽しみ方は人ぞれぞれだけど自由過ぎるキャンプスタイルは厳禁!
アウトドアブームにより「キャンプ」という趣味が一般に認知され、大きなムーブメントとなったことは嬉しい限り。しかし、ブームの影響によりキャンプ人口が増えることで弊害も生まれ始めているのも事実である。連休中のキャンプ場には人が押し寄せ、のんびりとキャンプを楽しむことが難しくなっただけでなく、「キャンプ=自由」という意味を履き違え、傍若無人な振る舞いで他人に迷惑をかけるキャンパーも続出しているという。
ここではキャンプブームによるマナー違反やネガティブな要素を振り返り、どうすれば快適なキャンプが楽しめるのかを考えてみよう。
【キャンプのネガティブ要素01】混雑するキャンプ場を避ける賢い知恵を持つ
キャンプブームにより週末や連休中のキャンプ場には多くのキャンパーが押し寄せる。キャンプ場を利用してもらうことはアウトドア業界にとっては嬉しいことであり、歓迎すべきことなのだが、ゆっくりとキャンプを楽しみたい人にとっては、頭の痛い現象でもある。
流行に乗ってキャンプを始めた人の多くは、インターネットで評判のキャンプ場やSNSで発信されている「映えるキャンプ場」を目指す傾向があるため、ネット上で有名になったキャンプ場を避け、口コミや足を使ってキャンプ場を探すことをおすすめする。逆転の発想として「夏=海」、「秋=紅葉」のキャンパーが集中する人気スポットを逆手に取り、シーズナブルな集客要素の少ない場所を選ぶべし。
【キャンプのネガティブ要素02】マウント合戦を横目に楽しむミニマルキャンプスタイルのススメ
最近のキャンプ場は、キャンプサイトを自慢し合う“マウント合戦”の場になっていることも多い。その姿はキャンプギアショーのように最新のアイテムが並び、どれだけお金を掛けたのかを自慢し合っているような雰囲気が漂っている。そんなキャンプ場に飛び込みマウントの取り合いに参加する必要はなく、自分流の楽しみ方を貫いてほしい。
使わないギアを並べるよりも、必要最低限の道具で不自由を楽しむ余裕を持つことで、“から騒ぎ”をしているサイトが滑稽に見えてくるはずだ。また、華やかなキャンプサイトを作るには、多くの道具を用意するためにクルマが乗り入れられるキャンプ場が使われることが多い。シンプルな装備でキャンプを楽しみたいのであれば、クルマの乗り入れができないキャンプ場を選ぶのも賢い選択となる。