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ある意味恐怖の「イタフラ沼」! 「強めのクセ」にどハマリ必至の「ちょい古」伊&仏車8選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

フランス流アバンギャルドを適度に味わう

 一方でフランス車に目を向けると、まず本国でもポピュラーカークラスを昔から得意とする「シトロエン」は気になるところ。最近では将来につながる電動車、SUV推しであり、ややデコラティブになってきたスタイル(←個人の感想です)がアバンギャルドの範疇を超えつつある気もする。ということで、ちょっと前の世代が、わが道をいくシトロエンらしさ、個性がいい塩梅で味わえるクルマとしてお勧めしたい。

2021年1月にフェイスリフトする前のシトロエンC3

 現時点でいうと、マイナーチェンジ前の「C3」など、乗り心地がよくコンパクトだから扱いやすさも上々で、気になるクルマ。それと非常に個人的な推しになるが、2016年に限定200台がスポット的に発売された「C4カクタス」は、コイルバネの極上のシトロエンの乗り味が味わえる超癒し系のクルマとして気になる。

200台だけ日本に導入されたシトロエンC4カクタス

 また「DS」ブランド移行後もエントリーモデルとして存在した「DS3」も、「Sport Chic」の6速MTでエンジンをシュンシュン言わせながら走らせると実に楽しいクルマ。カブリオのモノグラム柄の電動ソフトトップも、それはまあお洒落な雰囲気を醸し出している。

独立ブランドとなった「DS3」

フルモデルチェンジして間もない「208」と「ルーテシア」もオススメ

 あとは「プジョー」、「ルノー」だ。プジョーは遠く「106 S16」、「205GTI」など往年系に手を出せばキリがないが、ここでは先代の「208」などいかがだろう。ほとんど現代のプジョーといえるモデルで、例のステアリングの上を通り越してメーターに目をやるあのポジションに違和感がなければ、これもまた快活に走り回れる足まわりのポテンシャルなど、往年のプジョーの世界観を現代に蘇らせている感じといったところ。

先代プジョー208

 ルノーも、情緒優先で考えると初代の「トゥインゴ」や、「アヴァンタイム」と同世代のころの「メガーヌ」のあの少しトガったスタイルを楽しみたい気もする。だが、今回は少し手堅くいき、フルモデルチェンジ前の先代「ルーテシア」などどいかがだろうか? ボディ色により地味にもポップにも乗れるクルマだが、ルノーらしく走らせると“自動車とはこういうものである”と教えてくれるような何気ないがスポーティで闊達な走りが、日常使いであっても日々の生活のアクセントになるクルマだと思う。

先代のルノー・ルーテシア

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  • アルファロメオ・ジュリエッタ
  • アルファロメオ・ミト
  • フィアット500は手に入れやすい
  • 2021年1月にフェイスリフトする前のシトロエンC3
  • 200台だけ日本に導入されたシトロエンC4カクタス
  • 独立ブランドとなった「DS3」
  • 先代プジョー208
  • 先代のルノー・ルーテシア
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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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