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「減速」に「500万円」ってクルマ買えるじゃん! 深すぎるブレーキいじりの世界

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TEXT: 加茂 新 PHOTO: 加茂 新/Auto Messe Web

F1も採用するカーボン製ローターは最高峰!

 ローターもカーボン製となると、さらに天文学的な値段になる。普通は鉄製ローターと金属成分入りのブレーキパッドが組み合わせられるが、レーシングカーや最高級モデルとなると、ローターがカーボン製になる。カーボンは熱に強く、レギュレーションで許可されているレースでは、おのずとカーボンローターが標準になる。F1もカーボンローターだ。パッドもカーボンを積層させたようなもので、カーボン同士が擦れ合うようなイメージ。

カーボンブレーキを装着する日産GT-RスペックV

 またカーボンは軽いので、ローターが軽くなるとバネ下重量が低減され、足まわりの動きが良くなる。同時にカーボンの軽さは回転慣性も減るので、ブレーキの利きもよくなりやすい。ハンドリングパーツでもあるのだ。

 しかし値段は圧倒的。ポルシェのメーカーオプションで選ぶと200万円弱。エンドレスのR35/LC500用キットだと前後セットで約500万円となる。ぶっちぎりに高価だが、圧倒的に安定した利きがレースでの連続ラップを支えてくれるのである。

エンドレスのカーボンブレーキ

 高価なキャリパーは剛性が高く踏んだときの踏み応えもすごい。ペダルストロークが少なく、扱いにくい(!?)と思うかもしれないが、短いストロークのなかでじつに繊細な調整ができる。ブレーキチューンならサーキット走行や、ワインディングを攻めなくても、街乗りの交差点などで止まるときから体感できる。高性能ブレーキは普通に止まるときにも使いやすい。いつでもどこでもその価値を堪能できると考えると、パワーチューンよりもいつでも体感できる分、高くてもアリかもしれない。

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  • モノブロックキャリパーのイメージ
  • エンドレスのカーボンブレーキ
  • カーボンブレーキを装着する日産GT-RスペックV
  • 社外ブレーキのイメージ
  • GRスープラに装着された社外ブレーキ
  • 一般的なブレーキ
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  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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