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泥臭さはゼロ! スタイリッシュさが光る都会派ジムニーに注目【大阪オートメッセ2022】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

街に溶け込み使い勝手に優れたコンパクトSUV

 2月12日~13日にインテックス大阪で開催されている大阪オートメッセ2022。アウトドアの流行を反映したジムニーの展示が多いなか、異彩を放っているのが「AEROOVER G62S」だ。 名前とルックスから想像できるとおりモチーフはメルセデスのG63、それに「ジムニー」語呂を合わせてG62とネーミングしたという。単なるレプリカにはとどまらない、エアロオーバーのコダワリを紹介する。

 まずは重厚感あるフロントまわり。フロントバンパーやメッキモールが付属したグリルは当然として、とくに目を引くのは中央が本物のG63と同じように盛り上がったボンネットだ。じつは丸ごと交換するタイプではなく、純正ボンネットに両面テープで貼り付けるだけ。AEROOVER G62S

 精度を徹底的に追求したおかげで隙間は皆無、高速クルージングでバタつくようなこともない。厚みも運転席からの視界を妨げることがないよう配慮し、光が当たったときの陰影まで緻密に計算したとのこと。また、エンブレムはエンジンの熱で剥がれることのないよう、耐熱性の接着剤を使いシッカリと固定されている。AEROOVER G62S

国内外のさまざまな車種を参考にして作ったテールレンズとリフレクター

 ヘッドライトは中央の横方向に並ぶ2本のライトがウインカー。展示車は試作品で周囲のイカリングも連動で点滅する仕様だ。エッジが効いたデザインのオーバーフェンダーは片側80mmで、よく見ると白い部分と黒い部分は分割式になっている。AEROOVER G62S

 通常は白い部分だけで完結するが、写真のホイール(7J×18-45)を履くために追加で装着。色を塗り分けることで印象を引き締める狙いもあるそうだ。AEROOVER G62S

 とくに苦労したのはリヤまわりのテールレンズやリフレクターで、普通車のつもりで設計するとサイズ感がどうしても合わず、機能面はともかくデザイン的な違和感が大きくなってしまう。そこで国内外のさまざまな車種を参考に、今の形状にたどり着いたとのこと。AEROOVER G62S

 さらにマフラーはインパクト絶大な左右4本出しのオリジナルで、見た目のハデさにもかかわらず安心の車検対応モデルとなっている。ほかにもスペアタイヤカバー/サイドモール/LEDサイドウインカーなど、オフロード仕様のジムニーとは一線を画したアイテムが満載だ。AEROOVER G62S

 各パーツはJB64ジムニーにもJB74ジムニーシエラにも適合し、価格はフルセットで47万3000円だ。未舗装路を走ることはあまり考えず、街に溶け込み使い勝手に優れたコンパクトSUV。ジムニーの新しい魅力や楽しみ方を発見したい人は、インテックス大阪2号館で現車をチェックしてみよう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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