ヘタクソ貧乏な初心者だったら「タイヤ」は激安でもOK? サーキット走行で選ぶべき本当のタイヤとは (1/2ページ)

ヘタクソ貧乏な初心者だったら「タイヤ」は激安でもOK? サーキット走行で選ぶべき本当のタイヤとは

ローグリップか? ハイグリップか?

 コントロールする技術を磨くなら極端なグリップ力は不要、初心者だからこそ安全のために高いグリップ力が必要。人によって意見が真逆になることも往々にあるが、ビギナーがサーキットで使うべきタイヤとは何だろうか。大きく分けるとローグリップ派とハイグリップ派だが、それぞれの根拠をあらためて掘り下げてみたい。

マシンコントロールなどを身に着けたいならローグリップ

 まずはローグリップで十分という考えから。といっても別にスタッドレスで走れとか、グリップが低ければ何でもいいワケではなく、あくまでも『必要にして十分なグリップ』だ。

 ハイグリップタイヤに運転のミスや粗さをカバーし、目立たなくしてしまう面があるのは否めない事実。パワーに対してグリップが過剰に大きければ限界域の挙動を体験することは難しく、テールスライドやホイールスピンをコントロールするテクニックを身に付けにくい。仮にハイグリップタイヤでも破綻するようなスピード域では、マシンを正しく安全に制御するなんてビギナーには困難で、速度に比例してクラッシュ時のダメージも大きくなる。

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 また重心が高いクルマとの組み合わせでは、転倒しやすくなるので危険という声も多い。とはいえパワーがそこそこある車両にエコタイヤ程度のグリップ力では、アクセルを少しラフに操作しただけで挙動が乱れてスピンしたり、タイヤのブロックが負荷に耐え切れずボロボロになる可能性も。

 ローパワーの軽自動車などは問題ないかもしれないが、目安としては『セカンドグレード』とも呼ばれる、街乗りからスポーツ走行まで対応するタイヤを選びたい。