スズキ・アルトワークス(最終型)
車名に「ワークス」と入っていることから、取り上げないワケにはいかない車種がアルトワークスだろう。ご存知の通り、軽のベーシックカーであるアルトをベースにターボエンジンを詰め込んだホットモデル。現在まで続く軽自動車の64psという自主規制値のきっかけともなったモデルである。
アルト自体は先日新型にフルモデルチェンジを果たしたが、新型アルトには現段階でワークスを設定する予定はないということ。これを理由に先代アルトベースのワークスは現在かなりの注目を集めているようなのだ。
といってもまだまだ買いやすい価格であることは間違いなく、安価な車両では総額100万円でおつりがくるものも存在している。維持費の安い軽自動車ということもあって入門車としてはもちろん、セカンドカーとして所有するというのも選択肢のひとつとなりそうだ。
トヨタ・アクア G’s
2022年の新成人を対象としたアンケートで、欲しいクルマの1位となったトヨタ・アクア。実用的かつ低燃費のハイブリッドカーが1位となったことで、「夢がない」と謎の上から目線のコメントもあったようだが、そんなアクアにもワークスモデルと呼べるグレードが存在していた。それが、2013年に追加された「G’s」である。
現在の「GRシリーズ」の前身とも言えるG’sは、パワートレインこそベース車と共通ながら、専用のサスペンションとボディ補強によって痛快なハンドリングを実現。モーターアシストによる俊敏な加速も相まって、ワインディングではホットハッチと呼んでも過言でないほどの走りをすることもできるほどだった。
また、エクステリアもひと目でG’sとわかるスポーティなエアロパーツをまとっており、一部ではのちのGR SPORTよりもG’sのエアロの方が精悍だという声もあるほど。
そんなアクアG’sも今では60万円台から見つけることができる。ハイブリッドの低燃費さも相まって、低コストで走りを楽しむことができる立派なワークスコンプリートカーなのである。