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ファミリーカーなのにココまでやっちゃうあたりがホンダの真骨頂! 圧巻の走りを見せた「低床ミニバン」5台

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 本田技研工業/Auto Messe Web編集部

ホンダ自慢の低床ミニバン04:2代目ストリーム

 そうそうホンダには、ストリームという全高1545mm(2WD)のトヨタのウィッシュと激戦を繰り広げたコンパクト低全高ミニバンもあった。とくに2代目のスポーティグレードとなるRSZは、エンジンこそ標準車の2Lモデルとの違いはなかったものの、足まわりやタイヤサイズ、パドルシフトの有無といった違いがあり、スポーツ度はそれなりにあった2代目ストリームRSZの走り

 純粋なミニバンではないものの、2009年7月に加わったRSTを名乗る2列シートモデルは、直前までアメリカホンダにいた開発担当者が引き継ぎ、乗り心地などかなり洗練されたスポーティワゴンに変身。筆者としては、これをベスト・オブ・ストリームと推したい。

ホンダ自慢の低床ミニバン05:5代目オデッセイ

 そして、ついにオデッセイの歴史に幕を閉じることになった5代目オデッセイである。2013年に発売され、2022年まで販売された、両側スライドドアをオデッセイとして初めて備えたミニバンだが、スライドドアを成立させるために全高が1700mm前後になっても、ホンダ自慢の低重心パッケージは健在。ライバルの自動車メーカーのミニバン担当者に「ミニバンの皮を被ったスポーティカー」と言わしめるほど、スポーティな走りが自慢だった。5代目オデッセイの走り

 そのため全高に対処し、初期型アブソルートの足まわりはガチガチで失礼にもスポーティ過ぎた。前席はともかく、2〜3列目シートの乗り心地は硬過ぎた。知り合いが初期型の中古車を家族のために買ったのはいいが、後席に座らされた家族からは大ブーイングの嵐だったそうだ。5代目オデッセイのスライドドア

 最終型では多少マイルドになったが、ホンダがこだわる操縦安定性を担保するため、低重心パッケージの足まわりはやはりスポーティ。「家族のためにミニバンを買うけど、走りの良さ、運転する楽しさは譲れない」、そんなユーザーにとってはライバル無き孤高の存在と言っていい。すでに生産は終了しているものの、もしかすると今なら新車の在庫を購入できるかもしれないし、乗り心地を重視した後期型の中古車を狙う手もある。無い物ねだりで中古車価格が高騰する可能性もあるから、決断はお早めに!5代目オデッセイ後期モデルの走り

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  • 2代目ストリーム
  • 3代目オデッセイアブソルートのインパネ
  • K24A型2.4L 直4DOHCエンジン
  • 3代目オデッセイ・アブソルートのフロントスタイル
  • 5代目オデッセイ後期モデルの走り
  • 5代目オデッセイのスライドドア
  • 5代目オデッセイの走り
  • エリシオン・プレステージのフロントスタイル
  • エリシオン・プレステージの走り
  • ジェイドRSの走り
  • ジェイドRSのリヤスタイル
  • ホンダの低床ミニバン5台
  • 2代目オデッセイ・アブソルートV6
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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