クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 面倒くさがりならラッピングという手段もある! 「マットカラー」の現実とは
CUSTOM
share:

面倒くさがりならラッピングという手段もある! 「マットカラー」の現実とは

投稿日:

TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Mercedes Benz/本田技研工業/トヨタ自動車/Auto Messe Web編集部

マット塗装は「手洗い」が基本なので要注意

 そしてお手入れ方法だが、ラッピングは樹脂シートなので劣化はどうしても避けられず、最悪の場合は剥がせばいいので、普通に洗車をしたりすればいい。問題は塗装で、正直なところ、かなり手間がかかるというか、注意が必要だ。

 洗車は基本的には水洗いのみで、ストレスが大きい機械洗車は避けて手洗いがベスト。ワックスやコーティングはマット塗装の特徴であるザラザラした表面を埋めてしまうのでNGとされる。ただし矛盾しているような気もするが、マット塗装用のワックスやコーティングがあるので、どうしてもという場合はそれを使えばいい。ちなみにバイクの純正マット塗装にワックスをかけたことがあるが、ザラつきが埋まってツヤツヤにはならず、ほぼそのままだったので、実際は大丈夫かもしれない。

マット塗装に対応したワックスも市販されている

キズや汚れの補修も大変なので保管環境も大事

 さらに大きなデメリットが補修だ。ぶつけたり、こすったりして再塗装が必要な場合、色合わせだけでなく、塗装肌を合わせるのも大変。結局は問題がない部分も含めて、広い範囲を塗る必要が出る可能性もある。鳥フンや雨粒によるシミなども付きやすいとされるだけに、屋外駐車場にカバーも掛けないで止めっぱなしというわけにはいかない。

 このあたりの手間や対応コストの高さもあって、クルマに関して言えばプレミアムスポーツを中心とした高額車が多いのだろう。一般ユーザーが楽しみたいという場合は後々のことも考えるとラッピングがオススメだ。扱いやすい高級シートを使えばDIYでも可能ではあるので、トライしてみてはいかがだろうか。

一般ユーザーでもDIYでラッピングすることも可能

12
  • メルセデスAMG GTは純正でマットブラックを採用
  • 一般ユーザーでもDIYでラッピングすることも可能
  • 全塗装はコストもかかるがいつまでも長持ちする
  • ラッピングならコストも安く復元することも可能だが耐久性は落ちる
  • マット塗装に対応したワックスも市販されている
すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS