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旧車のヘッドライトが暗い問題は「LED」じゃなくて「HID」がベストな解決策だった

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TEXT: 近藤暁史  PHOTO: 日産/Auto Messe Web編集部

  • 向かって右がハロゲン、左がLED
  • かつてはハイワッテージバルブに交換するという技もよく使われていた
  • 大昔のクルマはレンズとバルブが一体化したシールドビーム方式
  • クラシックカーのブレーキランプ、ナンバー灯、室内灯のみLED化した例
  • 様々なクルマ用に社外HIDキットが販売されている
  • 近年は純正でフルLEDヘッドライトを採用するクルマも多い
  • 向かって右がハロゲン、左がLED

ハロゲンからHID、そして今はLED全盛期

 ヘッドライトが暗いという悩みを抱かなくなったのは、HIDの登場が境。つまり、最近のことだろう。ハロゲンバルブの時代はいかに暗いライトを明るくするかに、みんな腐心していた。今のように後付けのHIDキットやLEDバルブもなく、試行錯誤の連続であった。今回はそんな苦労を振り返りつつ、古めのクルマのライトを明るくする方法を整理してみよう。

昔はリレー追加やハイワッテージバルブが定番

 本題に入る前に、1970年代から1980年代あたりにはどういった方法で明るくしていたかから。定番的な手法だったにも関わらず、今や絶滅しつつあるのがリレーの追加。ライトの電源は回路を経由して流れていたのでロスが大きかったし、スイッチへの負担もあった。そこでバッテリーから直で電源を取ってロスを軽減させた。リレー制御なので本来のライトスイッチはオンオフを行うだけにするというもので、かなり効果があった。さらに走り屋などは100Wぐらいのバルブを入れて、強烈な光を放っていたものだ。

かつてはハイワッテージバルブに交換するという技もよく使われていた

 そもそも暗かった原因のひとつにはライトの形式もあって、今では採用するクルマもなくなってしまったが、シールドビームというものがあった。比較的最近では初代ロードスターも採用していて、簡単に言ってしまうとレンズとバルブが一体化しているのが特徴で、切れたら全交換だったし、光量もあまりなかった。それでも採用されていたのは、シールドビームは規格品だったということと、取り付けスペースの問題などがあった。しかし、暗いのは大問題かつ根本的な悩みといういことで、社外品で用意されていたシールドビームをバルブ交換可能なレンズにしてしまうことが多かった。

大昔のクルマはレンズとバルブが一体化したシールドビーム方式

社外のHIDキットが暗さ解消の定番に

 バルブさえ交換できるようになれば、リレーを追加できたし、1990年代になると広く普及した高効率バルブに交換することもできた。とくに高効率バルブは今でも多く販売されていて、明るさをアップさせつつ、消費電力はノーマルというもので、てっとり早い方法だった。またハロゲンの赤みを帯びた色から白っぽい色にもできたので、ドレスアップ効果もあった。ただ、内部のガスを多くするなどで明るくしていたのだが、ものによってはそれほど明るくならず、ハズレ的なものも多かったのも事実だ。とくに白っぽいのはガラス部分に色を塗って出していたので、暗くなるのも当然だった。

 その後のHIDの登場は画期的だったし、当初は純正採用のみだったのが、ハロゲンバルブと交換できる社外キットも登場。価格も次第に安くなって、暗さ解消の定番になったし、色味も白くてクリアな感じのものもあったので、それまであったさまざまな不満を解消できたのは事実だ。ただ、バラストなどのユニットを接続しなければならず、装着場所の選定に苦労することはあった。

様々なクルマ用に社外HIDキットが販売されている

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