どうみてもフォーミュラカーなのにナンバー付き!? イギリスの「アリエル・アトム」の「ありえなさ」に笑う (1/2ページ)

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どうみてもフォーミュラカーなのにナンバー付き!? イギリスの「アリエル・アトム」の「ありえなさ」に笑う

この記事をまとめると

  • イギリスで少量生産されている「アリエル・アトム」
  • 超軽量ボディで圧倒的パワーウェイトレシオが特徴
  • 第2世代以降はホンダ・シビックタイプRのエンジンが主流

最新モデルのパワーウェイトレシオは1.86kg/ps!

 以前に報じた、イギリス南部でエイヴォン&サマーセット警察がパトカーとして使っている「アリエル・アトム」。イギリスのライトウェイトスポーツの極北にしてバックヤードビルダー文化の代表ともいえるクルマであり、じつはかれこれ20年以上も続いているシリーズだ。

ベンチャー出身で年間100台ほど生産するバックヤードビルダー

 アリエル・アトムは元々、コヴェントリー大学でトランスポート・デザイン科の学生ニキ・スマートが「LSC(ライトウエイトスポーツカー)」として考案。「ブリティッシュ・スチール」や「TWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)」を巻き込んでファンドが立ち上がり、講師だったサイモン・サンダースがファイナンス・マネージャー次いで社長となって、1996年のバーミンガム・モーターショーでお披露目された。つまり学生のエクササイズから始まったベンチャー企業だったのだ。

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2000年に発売された「アトム」画像はこちら

 その特徴は「エグゾスケルトン・シャシー」と呼ばれる剥き出しのシャシー構造で、屋根もウインドウもなければボディパネルも最小限で、既存の市販車の安価で信頼性の高いパワートレインをミッドシップにマウントする2座のスポーツカーというものだった。当初選ばれたエンジンは「ケーターハム・スーパー7」などでもおなじみ、ローバーのK型1.8L・190psのエンジンで、車両重量はたった450kgに収まっていた。パワーウェイトレシオでいえば1psあたり2.36kgに過ぎない。

エグゾスケルトン・シャシー画像はこちら

 どうしてこんな車が公道を走れるのか? という話だが、それは英国のバックヤードビルダーによるライトウェイトスポーツカーの伝統というか、キットカーを含む既得権益もあるだろう。実際、アリエル・アトムはオレゴン州の「ブラーモ・モータースポーツ」に技術供与され(2008年より「TMIオートテック」)、アメリカで生産されるフレームにGM製エコテック・エンジンを搭載していた。

少人数の工房で年間約100台が生産画像はこちら

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