「とりあえず規定圧」はサーキットじゃ通用しない! タイヤの空気圧調整の効果が想像以上に絶大だった (2/2ページ)

雨の日はドライよりもやや低めに

 ウエット路面となると空気圧はまったく異なる。空気圧を上げる場合と下げる場合があるのだ。その判断は雨量による。雨量が少なめならタイヤをより潰してグリップを稼ぐ狙いで、ドライよりもやや空気圧を落として走る。

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 しっかりと雨が降っているなら空気圧を高める。接地面積を減らすことでタイヤ表面の面圧(路面に接する圧力)を高め、ハイドロプレーニング現象を防ぐ。タイヤ自体も空気で内側から大きく張ることで、膨張し溝が開いて排水性が良くなる。

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 ズバリ、現代のラジアルタイヤで雨量の多いウエット路面のサーキットでのベストは4.0kg/cm2付近であることが多い。ビックリするほど高い数値だが、走ってみるとグリップ力の高さと安定感を感じられるだろう。

 それほどまでに奥深き空気圧の世界。タイヤサイズ、ホイールサイズとの引っ張り具合、車両の前後重量バランス、ホイールアライメントの設定でも最適な空気圧は大きく変わる。空気圧調整は、自分だけの最適値を見つけ出す楽しみに満ちているのだ。

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