禁断の作業にみえるがじつはDIYもOK! クルマのブレーキパッド交換の正しい手順とは (1/2ページ)

禁断の作業にみえるがじつはDIYもOK! クルマのブレーキパッド交換の正しい手順とは

正しい知識とスキルで作業したいDIYによるブレーキパッド交換

 ブレーキパッドくらい自分で交換できるようになっておくと、サーキット走行の前に専用パッドへ交換することができるし、サーキットを走り込みすぎてパッドがツルツルになってしまったときも、現場で普段使い用の低ダストパッドに交換することができれば、安心して家路につくことができる。ただし、一歩間違えれば危険をともなう作業であることを認識しておきたい。

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ディクセルのブレーキパッド画像はこちら

愛車なら整備士資格がなくてもDIY作業はOK

 自動車の分解整備を仕事として行うにはまず自動車整備士の資格と、認証を受けた工場で行う必要がある。しかし自分の愛車に限って言えばDIY交換することは可能だ。ただし、友人を含めた他人のクルマのパーツ交換作業の対価としてお金を受け取ることはNGだし、金銭の授受が無くても愛車以外のクルマを整備するのはNGとなる。もちろんマイカーであっても、一歩間違えれば整備不良で事故を起こせば自分だけじゃなく周囲のクルマなどを巻き込む可能性もあるだけに、それ相応のスキルや経験値を持ち合わせていないならDIYでの作業はしないほうが賢明だ。

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ブレーキパッドの交換作業画像はこちら

正しい知識とスキルがあればパッド交換は難しくはないが……

 もちろん、自分で作業ができたら便利ということもあるだろう。その筆頭格がブレーキパッドの交換というワケである。交換作業自体はツボを押さえてしまえば難しくはなく、キャリパーを丸ごと外さなくても交換作業はできるため、パッド交換だけなら分解整備には当たらない。その意味では緊急事態に備えてパッド交換を習得しておくのは、決してマイナスになることはないはずだ。ブレーキキャリパーの固定ナットを緩める画像はこちら

 その方法はと言うと、まずジャッキアップしてリジッドラックで支えてからタイヤを外すことから始める。その後、片押しキャリパーなら上下2本のボルトを緩めて片方のボルトを外す(片方は緩めるだけ)。あとは残したボルトを支点にしてキャリパーを回転させるように持ち上げれば(または下げる)、パッドを取り外すことができる。

新品パッドを戻すにはピストン戻しツールが必要

 次にパッドを取り付けるワケだが、その前に重要な作業がある。それが飛び出したピストンを戻さなければならないこと。パッドを交換するときは基本的に摩耗しているから交換するので、新品パッドや次に装着するパッドは装着していたパッドより厚みがあるため、そのままでは入らないのだ。新品パッドと摩耗したパッド画像はこちら

 このとき必要になるのがピストン戻しツール。3000円程度で購入できる専用ツールで、プライヤーやペンチで押し戻す人もいるが、真っ直ぐに押し戻さないとピストンとシールが傷ついてしまうことがあるので、やはり専用ツールの使用をオススメたい。ブレーキキャリパーのピストン戻し作業画像はこちら

 また、リヤのキャリパーだとピストンを戻すときに回転させながら戻さないといけないことがある。これもラチェットに取り付ける専用ツールがあり、1000円ほどなので購入するのがオススメだ。ペンチでも回しながらピストンを戻せるが、硬くてペンチが滑ってケガをしてしまい、手が血まみれになることがあるので要注意だ。リヤブレーキキャリパーのピストン戻しツール画像はこちら