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イマドキのキャンプなんてセダンでも行ける……と思ったが「やっぱりSUVでよかった」と感じたエピソード3つ

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

荒天直後の道はあれている可能性もある

 そして、日本が災害大国であることを忘れてはいけない。つい先日の東北の大雨のあとの話だ。友人が大雨直後に天候が回復したため、すでに予約済のグランピング施設に向かった。

 高速道路は順調。高速道路を下りてからの市街地も順調。だが、グランピング施設直前の未舗装の道に踏み入れた瞬間、世界は一変。ところどころに深い水たまりがあり、倒木もある。そして最悪なことに、道を塞ぐように運転を誤まったであろう事故車が横たわっていて、その先に進めない。クルマから降り、事故車の乗員に声をかけると、すでに警察や救援への連絡は済んでいるということなので、グランピング施設に連絡。ほかの裏道を教えてもらったのだが、「一般車ではちょっと危ない道です」と言われたとか。

 だが、友人が乗っていたのは最低地上高に余裕ある本格SUV。せっかくここまで来たのだから、がんばって行ってみようということになり、これまた本格SUVでしか走れないようなとんでもない悪路を突き進み、無事、目的地のグランピング施設に辿り着けたという。施設の人いわく「よくここまで来れたものですね」。つまり、平時ならなんでもない整地されたアウトドアフィールド周りの道も、直前の天候や滞在中の天気の急変によって、往路や帰路のアクセスが想定外な状況になる可能性もあるということだ。

雨の山道走行のイメージ

 そんな場面に出会わないことが一番だが、SUVには、万一の際に頼りになる走破性の高さ=「保険」があると考えていいだろう。もちろん、君子危うきに近寄らず、無理をしないことが鉄則である。

※写真はすべてイメージです。

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  • 裏道獣道なイメージ
  • SUV走行のイメージ
  • 海岸のイメージ
  • 雨の山道走行のイメージ
  • 裏道なイメージ
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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