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ヘタにやると単なるドシャコタンの酷いクルマに! 手を出す前に一読必須のローダウンの基礎知識

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

車高調整が自在に行える理想のサスペンション
「エアサスペンション」

 ドレスアップではエアサスもだいぶメジャーになってきた。読んで字のごとく空気のエア圧を利用して車高を変えるシステムで、利点はジャッキアップやタイヤを外して車高調整する手間がなく、車内から自在に車高調整できるのが大きなメリット。また、ローダウン量が車高調より大きいことも挙げられる。通勤や普段の街乗りでは保安基準の範囲に収まる車高で走り、イベント会場に着いてクルマを駐めたら走行できない着地レベルまで下げる、なんてセッティング変更がスイッチひとつで可能だ。30アルファード用エアサスペンション

 その代わり工賃や公認車検(※車検の有効期限が残っている場合は暫定的に記載変更でも可)を含めるとコストは高くなり、真っ当なメーカーの製品であれば50万円~が妥当な費用の目安となる。ビギナーにはちょっと手を出しにくい金額ではあるが、車高調やローダウンスプリングにはないメリットも多数あり「いつかはエアサスを組みたい!」と、目標に掲げているユーザーも少なくない。

ギッタンバッコンがローライダーの専売特許! 「ハイドロリックサスペンション」

 車高調整に空気の圧力を利用するエアサスに対し、ハイドロサスは油圧とエア圧を利用して車高を上下させるシステムとなっている。少し前までのシトロエンでは純正採用されていたほどで、カスタム好きに馴染みがあるのはローライダーのスタイルだろう。ハイドロサスのシステム

 油圧で車高を変化させるのは純正のハイドロサスと共通だが、高い電圧をかけて上下させるスピードを高めたり、4輪それぞれに独立して油圧ポンプを装着することで、車体が飛び跳ねるように見えたり、1輪だけ車高を上げるような、他の足まわりでは不可能なパフォーマンスを披露できるのだ。ただし製品および取り付けのコストは跳ね上がり、オイル漏れなどのトラブルも決して珍しくはない。ハイドロサスのシステムユニット

 以上が代表的なローダウンのメニューと、それぞれのメリットとデメリットになる。予算はモチロン目指しているスタイルをよく見極め、自分に合った手法で楽しいカーライフを送りたい。

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  • ハイドロサスのシステム
  • ハイドロサスのシステムユニット
  • 車高調サスのネジ式調整
  • ローダウンスプリングの単体
  • レヴォーグ用車高調サスペンション
  • コラゾンのWRX S4のフロントマスク
  • 30アルファード用エアサスペンション
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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