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アウトドア女子にも大人気のジムニー! 軽オフローダーが30年以上もキャンパーに支持される理由とは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 写真AC/スズキ/Auto Messe Web編集部

やがてクラシカルなスタイルが「オシャレ!」と再評価

 また、1995年の2代目4期型ではサスペンションの変更で、とくにオンロードの操縦安定性と快適性が向上。それがより幅広いユーザーをジムニーの虜にしたきっかけとなったはずだし、ジムニー初のターボモデルの追加も、それに拍車をかけたというわけだ。

 同年に登場したターボモデルの特別仕様車、64psのランドベンチャーは3速ATを搭載。非マニュアル派のアウトドア&キャンプ女子にも大きくアピールしたことは間違いないところである。クラシカルなスタイルが、オシャレ! と感じるキャンパーも多かったに違いない(現在のビンテージアウトドアグッズブームにもつながる)。

特別仕様車ジムニー・ランドベンチャーのカタログ

コロナ禍のアウトドアブームでも絶大な人気を誇っている

 そんなジムニーが、90年代とはちょっと事情が違うコロナ禍でもある現在のアウトドア&キャンプブームでも絶大なる人気を誇っている。2021年度の軽自動車販売台数では、N-BOXやスペーシアといったスーパーハイト系が幅を利かせるなか、年間4万台近くが販売され、スライドドアや広大な室内空間を持たずとも、N-WGNに次ぐ13位(前年比103.6%)につけているという着実な売れ行きだ。

 よって、アウトドア&キャンプ派にとってのジムニー人気は、決して今に始まったことではなく、90年代のバブル崩壊以降から30年以上の歴史に支えられているということだ。

現行型はアウトドア用アクセサリーも多数リリースされている

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  • いまも納車待ちが続く人気のジムニー
  • 初代ジムニーは「男の相棒」として誕生
  • 1990年のジムニーのカタログ
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  • 現行型はアウトドア用アクセサリーも多数リリースされている
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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