新車をオールペンすると事故車扱いはウソ! 愛車の価値を左右する「塗装」についてプロが解説 (1/2ページ)

新車をオールペンすると事故車扱いはウソ! 愛車の価値を左右する「塗装」についてプロが解説

この記事をまとめると

  • 新車を全塗装すると事故車扱いになるのは本当か?
  • 事故車にはならないが疑念を持たれる可能性もある
  • 新車時の粗を隠すディーラーによる加修にも注意

そもそも事故車かどうかという査定はなく修復歴の有無で評価

 正確にはクルマを売るときにオールペンが行われた事実が発覚しても、事故車扱いにはならない。しかしマイナス査定になることは否めないというのが正解だ。そもそもプロの査定士は基本的に「事故」というフレーズを使わない。それは意味合いがとても広いからで、修復歴の「あり」「なし」で評価される。査定士はクルマを買い取るときに、1番いい状態を5点とみなしてそこから0.5点刻みで減点し評価していく。溶接の作業

 走行に悪影響を与えない修復は減点が少なく、逆にクルマの骨格とみなすフレームの修正は減点が大きくなる。とくに溶接を行うと鉄に熱が入るので錆を誘発しやすくなり、減点が増していくのだ。また、内装もチェックされ、汚ればかりでなく不快な臭いなども減点の対象になるのだ。

塗装されたボディカラーやクオリティによって査定評価が決まる

 オールペンの査定は色によっても違ってくる。基本的には元々のボディカラーでの塗り替えは減点が低く、持って生まれた本来の色を尊重している。あえて人気色にして減点率を抑えるというやり方もあるようだが、これは査定士が買い取ったあとに高く売れるかどうかということを考慮した評価である。もちろんオールペン作業のクオリティの違いによっても査定は違ってくる。

 例えば、元の塗装の上から塗るのか、塗装を剥がして下地からしっかり整えて塗るのかでも査定評価は大きく異なる。それは塗装の上から塗ると古い塗装面と新しい塗装面との間に不純物が侵入しやすく、それが経年によって表面に浮き出たりすることがあるからだ。オールペンの施工

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