知らないと損する「ECUチューン」の落とし穴とは? 吸排気系を交換した後が施工タイミング (1/2ページ)

知らないと損する「ECUチューン」の落とし穴とは? 吸排気系を交換した後が施工タイミング

ECUチューンの最適な施工タイミングはいつなのか問題を解決!

 ECU(エンジン制御用コンピュータ)の書き換えチューンを考えているとき、吸気系(エアクリーナーなど)と排気系(マフラー、エキマニ、スポーツ触媒など)は先にやっておくべきか、あとから施工した方がいいのか? という問題が発生する。結論を先に述べると、正解はできれば先に吸気と排気を整えてからECUをやるべきとなる。では、なぜECUでパワーアップしてからではダメなのかを考察したい。

ECUチューニングって何? 内容とその費用はいくら掛かるのか

 まずECUチューニングを簡単に説明しておくと、エンジンを制御するコンピュータのマップ解析と書き換えを行い、燃料噴射量や点火時期を調律することで最適なエンジンパフォーマンスを引き出すチューニングとなる。

 その方法はいくつかあり、各エンジンに合わせてしっかり安全マージンを確保したセッティングデータをECUにインストールするタイプのほか、チューニングのレベルやエンジンのコンディション、ターゲットとする出力やトルク特性に合わせて一から書き換える現車合わせの方法がある。

 前車であれば費用は10~15万円ほどで、排気量にもよるがNAエンジンでも10〜20psのエンジン出力向上は可能になる。NAに対して吸入空気量が多いターボ車であれば、吸排気系などの仕様にもよるが20~40psのピークパワー向上が可能だ。

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EJ20ターボのチューニングエンジン画像はこちら

 それだけを聞くと『ECUチューンしてみようか!』と興味をそそられるだろう。吸排気系を含めてフルノーマルの状況でも十分に効果を得ることができ、そのまま乗り続けるならそれでOKという考え方も否定できない。

 しかし、近いうちにエアクリーナーやマフラーの交換を考えているなら、それはオススメはできない。なぜなら、今後行う予定の吸排気チューンに対して、すでに施工したECUのセッティングがマッチするかどうかが分からないからで、場合によっては逆にバランスが崩れてしまうことがある。ときにはエンジンチェックランプが付いてしまったり、フェールセーフ(異常な制御や作動によってトラブルが出た場合、安全を確保し制御するモード)が入ることで劇的にパワーダウンしてしまうこともある。