知らないと損する「ECUチューン」の落とし穴とは? 吸排気系を交換した後が施工タイミング (2/2ページ)

ECUチューニングの理想は現車合わせがオススメ

 そもそも排気系、とくにエンジン直後のエキマニやスポーツキャタライザーを交換すると、排気のバランスは大きく崩れる。それでもエンジン自体はきちんと動作するように開発されているが、それは純正ECUが前提の話。そのため、もし吸排気チューンとECUチューンを将来的に行う予定なら、まずは先に吸排気系から手を付けるべし。

 また、チューニングのレベルにもよるが、ECUの書き換えで理想を追求するなら現車合わせのセッティングがオススメだ。この現車セッティングは、既成のECUデータのインストールに対してコストは高くなるが、愛車に装着されたパーツの組み合わせに合わせてチューナーがセッティングを行うため、しっかり安全マージンをとりながら最適な燃調や点火時期などにデータを書き換えてくれる。エンジン出力やトルクアップはもちろん、走らせるステージに合わせてドライビングしやすいパフォーマンスを実現させることができる。

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ECUの書き換え画像はこちら

 本題に戻るが、既製品を使った一般的なECUの書き換えはノーマル吸排気が前提か、マフラーやエアクリーナーの銘柄をチューナーに伝えた上で、それに合わせたECUデータの書き換えを行うことが可能だ。いずれもある程度のマージンを残しており、十分な安全性を担保した上で、余裕を持たせたECUデータをインストールすることができる。

 また、ECUの現車合わせセッティングなら、そのマージンを確認しながら煮詰めることができるので、もっとも効率の良いデータ構築が可能。その分だけ速さも燃費面も有利になりやすい。さらに現車合わせのECU書き換えでは点火プラグを新品に交換したり、チューナーによっては熱価を変更する(上げる)こともある。これはエアクリーナーも同様で新品の方がより効率の良い吸気を行うことができるため、新品に交換することでさらに理想的なエンジン制御へ煮詰めることができるようになるのだ。

【結論】ECUチューニングは後か先かではなく同時が正解!

 結論としては、理想的なECU書き換えのチューニングを行うなら、ECUセッティングと吸排気系のチューニングは同時に行うのが正解となる。先にECUチューニングを行い、その後に吸排気系を変更してしまうと再セッティングが必要になり、最初の書き換え費用が無駄になってしまう。もちろん、無駄を承知でステップ・バイ・ステップでチューニングしていきたい人もいるだろう。いずれにしてもゴール地点を見据えてから、無駄を省いてエンジンのパフォーマンスアップを図りたい。