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どうしてAMGを選ぶのか? 現役オーナーに訊いた「圧倒的性能」以外の魅力とは?

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TEXT: 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)  PHOTO: メルセデス・ベンツAG/Mercedes me magagine/妻谷裕二 撮影/取材協力:松中芳和氏/winlook氏

メルセデス・ベンツ標準車とメルセデスAMGの違いとは?

 メルセデス・ベンツにはさまざなグレードがある。そのなかでもメルセデスAMGはハイパフォーマンスを発揮する最上級グレードとして位置付けられている。高級感を前面に打ち出す「メルセデス・マイバッハ」とは対極をなすのが「メルセデスAMG」だ。

 メルセデス・ベンツ標準車とメルセデスAMGとの大きな違いとして、ハイパフォーマンスを発揮するサーキット仕様であるということが挙げられる。走行性能やデザインの面でも、大きく差があるメルセデスAMG。標準車をチューンしたハイスペックエンジンとスポット増しなどで強化した車体、専用の高性能ATやサスペンションが組み込まれ、サーキット走行で高いパフォーマンスを発揮できるようにセッティングされている。

C63

 そして標準車よりもハードな乗り味のクルマに仕立て上げられ、ひと味違った乗り心地やエンターテインメントを市街地でも楽しめるというのもAMGの大きな特徴だ。エンジン性能を受け止めるパーツとして、強化ブレーキシステムやAMGスポーツサスペンションを装備。加えて、日本ではAMGモデルをさらにチューンした「パフォーマンスパッケージ」、コンフォート性能を高めた「エクスクルーシブパッケージ」、ドレスアップした「AMGカーボンパッケージ」が各モデルにオプションで用意されている。

 標準車のメーターとは異なり、AMGのロゴが入ったスピードメーターは300km/h以上刻まれているモデルもある(各モデルで数値は異なる)。ただ、実際には各国の交通事情によりコンピュターでスピードリミッターが作動する仕組みになっている(例:ドイツでは250km/h)。

メルセデスAMGのメーター

 各AMGモデル専用のアルミホイール、エアロパーツや4本エキゾーストマフラーなどが装着されているのもAMGの特徴である(各モデルで異なる)。モータースポーツの栄光を受け継ぐAMG専用「パナメリカーナグリル」や、新デザインの前後エプロン、パワードームをあしらったボンネット、スタイリッシュなデザインのLEDヘッドライトなど、そのスタイルは力強さと洗練を極めている。

 また、AMGのエンブレムを装着する位置も決まっている。その場所は、リヤエンド右上にはAMGエンブレムを、リヤエンド左上には各モデル表示のローマ字の後に数字2桁のエンブレムがつく(C63、SL63、GLC63 4MATICなど)。

 とくにAMGは創業以来FR(フロントエンジン・リヤドライブ)だけを発表してきたが、2013年にEクラス(W212)のマイナーチェンジと同時に、初めて4WDのAMGモデルであるE 63 AMG 4MATIC(セダン/ワゴン)を発表。最近ではFFベースの4WDであるA35 4MATIC/A45 S 4MATIC+、CLA35 4MATIC/CLA45 S 4MATIC+が発表され、フラッグシップモデルのSクラスにもS63 4MATIC+ロングが設定されるなど、各クラスで4WDモデルを積極的に展開しているのだ。

【AMG専用となるおもな装備】
・AMG 7速スピードシフトDCT(35系モデル)
・AMG 8速スピードシフトDCT(45系モデル/RACEモードも搭載)
・AMGスピードシフトTCT(43、53系モデル/電子制御9速AT)
・AMG 9速スピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー/63系モデル)
・AMGダイナミックセレクト
・AMGパラメーターステアリング
・AMG RIDE CONTROL+エアサスペンションAIR BODY CONTROL
・本革ナッパレザーインテリア
・AMG強化ブレーキシステム
・AMGカーボンパッケージ(63モデルパッケージオプション)

まとめ:AMGの魅力は性能だけに留まらない!

 今まで各項目で記述してきたAMGの魅力をまとめると、下記の4つとなる。

1:スポーツ、ステイタス性、信頼性という、ブランドとしての重要な3つの要素が見事に融合していることにある
2:ユーザーが望むステイタス性への憧れとして、メルセデスの上級モデルとして、標準仕様のオーナーより優越感に浸れる
3:メルセデス・ベンツというプレミアムメーカーが直接手掛けた、強いて言えば公認のチューニングモデルとして、信頼感や中古車価格の高値安定が、AMGの特別な魅力となっている
4:モータースポーツでの活躍から得た高い開発技術

 今やメルセデスAMGは設定される車種も多様化し、メルセデス・ベンツの標準車の新型発表と同時に、ハイパフォーマンスを発揮する最上級グレードとして選択できる。日本で最盛期のAMGモデルラインアップは50モデル以上、出力はモデルによって306psから639psと幅広い。

 しかし、マニアの間では、2014年からサブブランドとしてメルセデス・ベンツファミリーに迎え入れられ、最上級の地位を得たメルセデスAMGは、すっかり正装化した紳士になってしまった感があると言われている。もちろん、そのトータルバラスの性能は一層磨きがかかり、メルセデス・ベンツモデルらしくすべてが完熟域に達して貫禄も備えた。だがこうなると、マニアの間ではひと昔前のアドレナリンを注入した「野獣のAMG」が懐かしくなると囁かれている。

※ ※ ※

 最近、メルセデス・ベンツからブランドの新しい方向性が発表された。つまり、より収益性の高いセグメントへの方向好転換に伴い、高級車クラスに加え、AMG、マイバッハ、Gクラスに注力するという。また、電動化をふたたび加速させ、2030年までにBEVモデルのみとする予定だ。今後のメルセデスAMGの動向から目が離せない。

電動化をイメージさせるカット

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  • C63
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  • オーナーカーのGLC63S
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  • 2012年シーズンのF1
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  • 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)
  • 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)
  • 1949年生まれで幼少の頃から車に興味を持ち、40年間に亘りヤナセで販売促進・営業管理・教育訓練に従事。特にメルセデス・ベンツ輸入販売促進企画やセールスの経験を生かし、メーカーに基づいた日本版のカタログや販売教育資料等を制作。またメルセデス・ベンツの安全性を解説する独自の講演会も実施。趣味はクラシックカー、プラモデル、ドイツ語翻訳。現在は大阪日独協会会員。
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