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「WHILL」から次世代型電動車椅子の最新モデルが登場! スクータータイプの「Model S」の中身とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明/WHILL

1充電あたりの航続可能距離は33kmで実用性も高い

 WHILLが現在展開している「Model C2」や「Model F」は、なんとか100m程度歩ける層、そして今回の「Model S」は500m程度歩ける層がターゲットイメージだという。「Model C2」や「Model F」のターゲットとなる約500万人に対し、「Model S」は700万人ほどが新規のターゲットコア層となる。

 車両を見てみると、いかにもシニア層向けというような感じではなく、もう少し洗練された感覚がある。それは、ハンドルおよびメーター周りのデザインなどに見てとれる。バッテリー残量計や速度調整ダイヤルは、バイクやクルマの操作系を踏襲したイメージとなっている。

 今回用意された4色のボディカラーは、それぞれ「アイコニックホワイト」、「シルキーブロンズ」、「ガーネットレッド」、「ラピスブルー」というネーミングとし、カラー選定の時間もわくわく楽しんでほしいという願いが込められている。

 車両スペックとしては、全長1190mm×全幅553mm×全高920mmとなり、前進時の速度は1~6km/hで調節可能。最小回転半径は1480mm、車両重量は63kgとなる。バッテリーは12Vの鉛バッテリーを2個装備している。

 充電はハンドル下およびシート下の2カ所に充電プラグを差し込み口を用意する。段差乗り越えは7.5cm、1充電当たりの航続距離は33km、標準装備の前かごは12Lの容量で、最大4.0kgを載せることができる。シートは3段階の高さ調整、2段階の前後調整が可能。フック、ミラー、アームレスト、杖ホルダーなどのオプションも用意する。

 WHILLでは、プロダクトだけでなくサービスとの両輪を強く推し進めていくとしている。IoTサービスを提供するアプリ「WHILL Family App」も開発。本人と家族が外出情報を共有したり、WHILLの機体の位置や状態を確認したりできるようになるという。

 こちらは、保険やロードサービスなどをセットにし、「Model S」のプレミアムなサービス「WHILL Premium Care」として、2023年1月以降に開始するとしている。ちなみにこのプレミアムケアのないノーマルの「Model S」は、2022年11月からデリバリー開始予定となる。

 WHILLでは同社HPやコンシェルジュデスク(電話)、さらには全国の取扱店で同日から先行受注を開始する。その価格は21万8000円~(非課税・送料調整費別)となり、「WHILL Premium Care」は年間2万6400円(税込み)で利用可能となる。

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